わいはまいね 能面三昧

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狸 その4

2013年10月11日 | 能面

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見た目は余り進んでいないようにも見える。それもその通りで、16日に能面塾での先生からの指摘部分や、同僚が彫っている狸の進み具合を見たりした結果、作業を開始している状態だから、実際は前回より2日ほどしか作業時間が進んでいないのだ。

塾での感じでは、同僚の作業進捗は進んでいたものの、その出来具合は私が納得するほどではなかった。本音を言えば、余り上手ではなかったと言うこと。また、先生の指摘もカラーコピーを見ての手直しをちょっと言っただけで、私が考えていたことと同じ程度だ。

結局は、先生も実際に狸を彫ったわけではないから、適切な指導は出来ないと言うことだろう。それは初めから分かっていたことだが、それでも一応は先生の意見を参考にしたから、今後の作業はどんどん進むことになる。

この狸は、裏彫りがちょっとやっかいだ。鼻の部分が大きく出っ張っているから、その分かなり深く彫り込まなければならない。さらに、鼻の部分と口の部分が切り離されることになるから、そのあたりの造作も注意しつつ、失敗しないように作業を進めなければならないのだ。

ということで、まだまだ中彫り段階であるものの、手間ばかりかかる狸は、実にやっかいなお面と言うことだろう。もっとも、今後は「狐」にも挑戦するのだが、こっちは狸を上回る長い鼻先だから、一段とめんどくさい作業が予想されるけどね。


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