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「雷電21型《四》」

2023年09月14日 | 製作日記 雷電21型
↓基本塗装、機体下面から着色。
明灰白色がストックに見当たらないので写真の塗料から大体そんな色を調合。

↓サーフェイサーとあまり変わらない色なので判りにくいけど塗りました。

↓で、機体上面は濃緑色だけど、これも作る。
「雷電」の場合、実際よりやや明るい目の濃緑色が塗ってある他作例を
見かけたんだけど、そうすると操縦席前の反射避けの黒が際立って見えて
カッコよく思えたので自分も真似してみることに。
人がやってるのをパクるのも手段だ。

↓マスキングは写真の場所に。
明灰白色の部分は塗装図を参考に境目をきっちり隠す。
雷電ではウネウネ曲がってなくて直線っぽかったので楽なのな。

↓先ず“狙いの色”より暗い目の色をスジ彫り周辺にしっかり目に吹きつけ。
普通はブラックでやってたけど面倒だからもう色の明暗でやっちゃうぞ。

↓そして“狙いの色”(前項の色より明るい色)を全体に吹きつける。
スジ彫り周辺の濃い色が消えない程度でね。

↓そして更に白を混ぜて明るくした色をパネル中心に薄っすら吹きつけ。
退色(色褪せ)表現になります。

↓“操縦席前の反射避けの黒”なんだけど、
真っ黒ではなく、青を混ぜろと指示がある。
…まあ、「なんか真っ黒とは違うな」くらいの程度に混ぜた。

↓主翼の前縁の黄色い部分。
黄橙色の指示だけど、赤っぽ過ぎるかと明るい黄色を少し調合。

↓黄色はこの範囲だ(矢印部)。
尚、さっきの黒い部分にも退色表現しておいた。

↓塗装指示図をよく見るとこの黄色い部分が翼の下面に回り込むのに合わせて
その先の部分の濃緑色も少し下面に食い込むのが正解らしい(矢印部)。
博物館に展示してあるらしき実機の写真はそんなふうになってなかったなあ。
もっとも、最塗装してるだろうからオリジナルの配色とは違うんだろうなー。


思い出した。 …昔、当時のAPCメンバーで京都の「嵐山美術館」ってとこに行き、
屋外展示場で「零式艦上戦闘機」の実物を見たんだ。
なんでも琵琶湖に墜落してたのを引き揚げて復元したとかなんとかで…。
ところが見ると主翼の“日の丸”の位置がやけに内側寄りでサイズもでかい。
自分達はプラモ作るので明らかに“違ってる”と判るんだよな。
タミヤの零戦なんか、日の丸デカールを貼る位置を
前後方向はこのスジ彫りから0.何ミリ、左右方向は
このスジ彫りから1.何ミリ…とか細かい指定があるくらいだ。
折角博物館に展示するんだから調べてもうちょっと正確に
再現して欲しいよなあ、と思ったものである。
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