カシメルマンはBARにおるんちゃうか

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「コンパクトカセットの時代」

2018年07月09日 | 昔回想
自分は昔から結構音楽を聴く方である。
カシメルBARとして使っているテーブルの上に“CDラジカセ”があって
ここで呑んでいる時とか、だいたい何時もBGMをかけているのだ。
ビクター製で、ラジオ(FM、AM)カセット、CD、そしてMDまでが再生できる。
最近は大手の電気店に行ってもこんなラジカセが少なくなってきていて、
特にカセットがかかるヤツに至っては機種が凄く限られてきている事に気が付いた。
コンパクトなオーディオセットも新しいメディア対応のみだったりと、
だからこのラジカセが壊れたらどうしようかと心配になっていたりとかね。

↓CDもいいけど、自分の場合はカセットテープ(コンパクトカセット)で聴くのが主。
なんでかと言うと人生の大半かけてかき集めた好みの曲がほぼ全てカセットテープに
収まっているからである(笑)。持ってるケータイがガラケーで、ネットから曲を
ダウンロードするなんて事をしない時代遅れの輩にはしょうがない話でもある。
CDは買ったりするのだけど、例えば好きなヒット曲が聞きたくてそのアーティストの
アルバムを購入したとする。でも大体はその目当ての曲ともう一曲くらいイイのが
入ってるだけで、あとはパッとしない地味な曲が殆どなパターンが多かったりと。
聞き込むうちに気に入ってくるのもあるけど、やっぱりコスパは悪い。

…で、学生時代はよくラジオから歌謡曲や洋楽のヒット曲を録音したりした。
俗に云う“エアチェック”というヤツである。なのでその頃のカセットテープには
時代ごとのベスト10に入ってきたような曲ばかりがひしめいているのだ。
'80年代の洋楽が一番多いかなー。兎に角濃い曲目である。
アルバムを店で借りてきてダビングしたのもあり。その頃はCDとかじゃなく
「レコードレンタル」だ。勿論レコードプレーヤーがあってそこからテープに録る。
全曲そのままコピーしたのもあるけど、レコード何枚分もの目当ての曲目だけを選んで
収録する場合もあった。ややプチプチ雑音の入った曲は多分レコードから来たやつだ。
古いモノは40年くらい経ってるのもあるけど、不思議に「テープが伸びちゃって
聴けなくなってしまった」なんてのはまだ出ていない。
今もカセットテープ売ってるけど、流石にかつて程のバリエーションはない。

↑カセットテープのデザインは様々で、その時の気分でカッコイイと思ったのを購入した。
一番多いのはこのSONYの長方形の窓が付いたヤツかなー。写真のは白とエンジだけど
黒いのやらグレーのやらもある。この左の「SUPER PACK」と手書きしたのに
エアチェックの曲が詰まっている。「5」は勿論5本目という意味だ。
かけると洋楽邦楽のヒット曲ばかりがランダムに聴けてまるで有線放送を聴いている
ような感じ。

↑この左側の全部透明ってのも好きだった。確か「TDK AD-スプレンダー」とかいう。
真ん中のもTDKでクリアーブルー成形が綺麗なタイプ。右の乳白色パターンは少ないけど
2本くらい所有。

↑自分が持ってるので一番古いのはこのタイプ。おそらく40年以上昔のヤツ。
当初はテープの残量を確認する為の真ん中の窓がこんなに小さかったのだ。

↑時代ごとに変わったデザインを見かけると買っていったので、変り種の形も多々あり。
因みに収録してあるアーチストを挙げると
「YES」「カーズ」「ハート」「A-Ha」「シンディーローパー」「ネーナ」「マドンナ」
「ジャーニー」「プリンス」「U2」「ホールアンドオーツ」「ユーリーズミックス」「ポリス」
「レベッカ」「ELO」「ダイアーストレイツ」「トーキングヘッズ」他…。
…な。1980年代バリバリでしょ(笑)。ウォークマンに入れて外出したりもしたなあ。

↑この左は窓がクリアーブルーで粋なデザインだ。そして見た瞬間に飛びついたのが
右のヤツ。大昔の“オープンリール”時代をイメージさせる奇抜なアイデア。
…大昔と言ったけど、自分は小学低学年のときウチにオープンリールのプレーヤーがあって
それで音楽聴いてたけどなf(^^;。因みに聴いてたのは「ベンチャーズ」とか親父のあおりで
「軍歌」とか。‥小学生で「加藤隼戦闘隊」とか知ってたんだよナマイキに。‥なんだかなあ。
こんなコンパクトカセットテープを初めて見た時は「ちっこいー!!」とか
「供給側と巻取り側が一挙にひっくりかえせる!」と革命を感じたくらいだった。

↑カビが生えそうなハナシは置いといて、最後の写真はメンテナンス用カセットである。
右のヤツはまあ大体判るかもしれないけど“クリーニング用”。
下側に付いたスポンジにクリーニング液をつけてプレーヤーにかけると
中のギアーがまわってヘッド(テープ内容を読み取るところ)をクルクル拭き取る
仕組みになっている。左のヤツは“ヘッドイレーザー”というシロモノ。
これを見かけるまで自分も知らなかったのだけど、プレーヤーのヘッドにはだんだん
余計な磁気が溜まってきて綺麗な音が聴けなくなってくるらしい。
それを除去するのがこのマシン。これを入れてプレイボタンを押すと
「キュン!」というノイズと同時に一瞬で磁気を除去。
当然ながら電力が要るのでボタン電池が入ってる。
最近気にしてないけど今も売ってるのかなー。レコードと同じでテープを好んで
使う人がいるので沢山は見かけなくなっているもののもっといいモノがあるかも知れない。

今回はまだまだけっこうマニアが居そうなコンパクトカセットの思い出でした。
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