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「ヤーセン型原子力潜水艦《триトゥリー (3)》」

2021年09月03日 | 製作日記 ヤーセン型潜水艦
先日自分もやっと1回目のコロナワクチン接種を受けることができました。
意外に副反応は殆ど無かったです。早く2回目を終わらせて少しでも
この不安を解消させねば…p(~~)q。

↓塗装していきます。
20年くらい前は「現用潜水艦なんてどうせ黒一色のベタ塗りじゃん」と思っていた自分。
ところがよく調べてみるとちゃんと艦底がハルレッドだったりグレーだったり
その他もろもろ変な色だったり、吃水線の上と下で色が違っているのに気が付いた。
中には境目に白線がひいてあったり、3色に分かれていたりと様々。
「これなら塗装のし甲斐もあるね」と現用潜水艦模型に興味を持ち出した要因にもなった。
このキットの塗装図を見ると一見黒一色にも見えるがビミョーに上と下で色が違う。
しかも白線入りタイプだ。ドック入りしている実艦の写真では、吃水線から上が
ブラックグレー、下側、つまり艦底がやや茶色掛かった黒に見える。

↓先ずは大部分を占める艦底色から塗装。
“茶色掛かった黒”はご覧の塗料から調合した。
これを吃水線を完全にオーバーラップする高さまで吹きつけ。

↓次にソナーらしきモールド周囲にマスキングして、先ほどの艦底色より
やや明るい色を塗装。実艦はこんなに違っていないけど、パネル塗り分け的な
実感がでる(右写真矢印部)。某模型ではシルバーに塗り分けている例も。
実際ロシアの原潜ってソナー部分がアルミホイールみたいな銀色だったりするのだ。

↓さぁ、こっからがちょっと面倒くさい。…というのもこの魚雷のような
単純な形でありながら、吃水位置が真ん中より上に寄っている場合、それ故の
ライン出しに苦労するのだ。 先ずはフレキシブルな融通が利くように
マスキングテープを2mm幅くらいにカット。

↓吃水位置の直ぐ下を狙って貼る。目安は排水口などのモールドだ。
このモールドから2.5mmとか。これで左舷、右舷で高さが狂うことはない。

↓問題は矢印部、艦首と艦尾。
白矢印部の艦首はこの曲斜面上に前から見ても横から見ても水平をキープ、
という3次元的なマスキングをしなければならない。一番先端部は幅広のテープに
テンプレートでRを切り欠いたものを使用。
黄矢印部の艦尾では段々と太さが絞れた艦体に沿わせた後、ラダー部分のクビレ等に対応。
全体に斜めから見ても一直線で、尚且つ水平キープ。

↓残りはフツーにマスキングで埋める。面積が広いので勿体無いと思った人は
新聞紙でまかなっても問題なし。下手に吹き込むようなスキマさえ無ければ。

↓このままブラックグレーまで吹きつけようと思ってたけど、
なんだか天気が悪くて湿度が異様に高いので、また次回にしますね(^^;。
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