河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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2667- ドン・ジョヴァンニ、森山開次プロダクション、井上道義、読響、東響コーラス、2019.1.27

2019-01-27 20:51:40 | オペラ

2019年1月27日(日) 2:00-5:30pm 東京芸術劇場

全国共同制作プロジェクト プレゼンツ

モーツァルト 作曲

森山開次 プロダクション

ドン・ジョヴァンニ 6-83、76 日本語上演 (英語字幕、日本語字幕(セリフは日本語無し))

キャスト(overture, in order of appearance)
1.ダンサー(10名)
2.ドンナ・エルヴィーラ、鷲尾麻衣 (黙役)
3.ツェルリーナ、藤井玲南 (黙役)
4.ドン・ジョヴァンニ、ヴィタリ・ユシュマノフ (黙役)

キャスト(Act, in order of appearance)
1.レポレッロ、三戸大久(Bs)
2.ドン・ジョヴァンニ、ヴィタリ・ユシュマノフ(Br)
2.ドンナ・アンナ、高橋絵理(S)
3.騎士長、デニス・ビシュニャ(Bs)
4.ドン・オッターヴィオ、金山京介(T)
5.ツェルリーナ、藤井玲南(S)
5.マゼット、近藤圭(Bs)
6.ドンナ・エルヴィーラ、鷲尾麻衣(S)

ダンサー(10名)
東響コーラス
チェンバロ、服部容子
マンドリン、青山涼

井上道義 指揮 読売日本交響楽団


Duration
Overture  6
ActⅠ 83
Int
ActⅡ 76

オーケストラ
8-6-4-4-3 2管(ティンパニ含め全部上手側)、チェンバロ下手側、マンドリン舞台

序曲でひと出しあるのは今の世の中常識で、ただ、物語の中の相関図とはあまり関係のないような出来事だったように思う。見栄え優先のようにも見えた。あとで思うと、アンナとエルヴィラが似すぎていてすぐには判別できなかったというところがあったからかとも思った。

本編は日本語上演で、その日本語と英語の字幕が付く。ただし、セリフのところは日本語字幕無し。通常、原語で歌っている歌手たちが日本語で歌うのは簡単とも思えない。なにやら新しい歌詞を覚えるようなものではないのかな。などと余計な心配をしつつ、ダンスとのコラボを楽しむ。

森山さんの振り付けはどのようなマジックなのか、音楽とダンスが並行並列的均衡をずっと保っている。正しい意味でのコラボ。双方溶け込んでいるということではなくて、同じだけ独立、単独に主張しあっている。存在感の強さ。歌い手が声を出すのと同じように存在感があるとでも言おうか。

ダンサー10人衆の光と影。赤の色調に赤い衣装で舞台と一体化。溶け込んだり主張したり、同じ色からの動きはインパクトありますね。雄弁なダンサー。
ダンサーの動きに時折歌い手の動きが混ざる。よく練りあげられている。

舞台は1階2階、ピットの前も活用。客席も利用。2階の上は何もないので声がびっくりするほどよくとおる。

知り尽くしのドンジョ、歌い手8人衆。動きは作為が無くて自然、良く決まっている。日本語歌唱はどうも文節の最後のところが長く意味を込めていかなければならないようで違和感あるものの総じて楽しめた。今日の様なプロダクションだと動いて歌える歌手必須ですね。

オーケストラはトップ揃い踏みのようでしたね。重厚な読響、切れ味鋭く、ミッチーの棒がさえわたる。オケ、歌、ダンス、井上の棒のもと作品がコンパクトになって軽々と演奏しちゃいました。
楽しかった。
おわり














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