河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1603- シベリウス4番2番、他、尾高忠明、札幌交響楽団2014.3.5

2014-03-09 16:44:57 | コンサート

2014年3月5日(木)7:00pm サントリー

オール・シベリウス・プログラム

組曲、恋人 4′3′5′
交響曲第4番 11′5′12′8′
交響曲第2番
(encore)
悲しきワルツ

尾高忠明 指揮 札幌交響楽団


風邪でダウンしていたさ中だったのですが、昨年に続き「てんさい糖」の恩恵を受けるためになんとか出てきました。が、
前半はもったものの、後半はほぼ睡眠状態で、特に第4楽章にアタッカでなだれこんだあたりで目が覚めたときは退場しようと思うぐらいバッドな状況でした、なんとか周りに迷惑かけずに座っているだけで精いっぱい、踏みとどまりました。
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実は前半は微熱が高熱に越えてしまった感じで、意識としてはスッキリしていて、感覚的にはむしろさえていた。
シベリウスの4番はどうだこうだといった話はよくあるのはわかっていますが、この日の4番はダイナミックさに欠ける演奏で、音が萎えている。
4番は神秘的に語られることもあるけれど、個人的にはもっと素直に直情的にオーケストラサイズで鳴らした演奏が聴きたい。静寂への意識が強いのかわかりませんが、音が川底に澱んでいるような状態で、音楽が生きて進行しない。
ストリングはこのオーケストラ独特の音色があり魅惑的ながら、弱音フレーズでももう少しグワッグワッと波打つ感じがあってもいいと思う。指揮者の思惑が大きいのかもしれない。静寂さを志向するのであれば、全体のレベルをもっと上げないといけない。
一度、鳴らしきった演奏(練習でも)をやってみて、それから秘境系の音造りをしてみるのもいいのではないか、この4番。
それから1曲目の組曲恋人、音楽の片側の側面だけで何かを言おうとしているのか、1曲目としてはかなり厳しい曲。どのような曲でもどこかいいところを探そうという意思を持って聴けば何事もそれなりにいいところは聴こえてくるところはあるのだが。
4番作曲中、歌からオケ用に編曲されたからみで冒頭に持ってきたところはあるのかもしれない。演奏会のプログラム・ビルディングとしては4番がらみで置くなら1曲目なのだろう。また、これら2曲はプログラム前半に置くことにより演奏メンバーの集中度をそれなりに保てたところがある。テンションが高いうちにやろう、みたいな感じですね。緩んでしまったら、この2曲に立ち向かうには困難が伴う。
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後半の2番は、風邪薬が効いてきたのか、熟睡と仮眠を繰り返すなか、瞬間目覚めがありその時だけは音が聞こえてくるという状態で感想にならない。アンコールも同じ。
すみません
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昨年に続き、帰り際にいただいた「てんさい糖」、ありがとうございました。ちょっと小振りになりました。
おわり




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