河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

PC版に一覧等リンクあり。
OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1602- ラフマニノフ、Pf協3、アレクサンダー・コルサンティア、チャイ4、ダン・エッティンガー、

2014-03-04 00:34:32 | インポート

2013-2014シーズン聴いたコンサート観たオペラはこちらから
2013-2014シーズン
.

2014年3月3日(月) サントリー
.
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番 18′11′15′
  ピアノ、アレクサンダー・コルサンティア
.
チャイコフスキー 交響曲第4番 18′10′6′9′
.
ダン・エッティンガー 指揮
東京フィルハーモニー交響楽団
.

好きな協奏曲ですから、演奏会でプログラムされたときはなるべく外さないようにしている。
コルサンティアさんお初です。地を這うようなヴィルティオーゾで大げさな身振りはなくさっと弾いていく。音楽が自然に徐々に加熱していく、クライマックスは単なる終わりであってそれまでの淡々とした表情の音楽の積み重ねのようなものが少しずつ感興を高めてきた結果。
秘境に揺れる小舟のような冒頭の響きから魅惑的でぐっと惹きつけられる。すーっと曲に入り込んで行ってあとは秘境のヴィルティオーゾ音楽を楽しむ。ラフマニノフならこの3番、それに交響曲も3番。両方ともに好きな曲です。
バックのオーケストラは指揮者があまり得意そうな感じではありませんでしたが、サポートはできておりました。
.
後半のチャイコフスキー、相変わらずバレンボイム状態のエッティンガー、マネというより動きが同一DNA状態。まぁ、演奏の中身も似ています。わざわざ濃い状態に持っていくというか、シンフォニックな曲をさらにシンフォニックなものにする。
やにっこくて細かいところでの微妙で作為的な加減速、ドライブ、バレンボイムも同じような出し入れします。形式感というか全体を見渡す力は師匠のほうが上、でもエッティンガー自身、マンハイムでの活躍あり、日本でもリングサイクル振っていますし、メトでは初日公演まかされたりと、彼の実力はかなりなものではあります。いずれバイロイトにも出るのではないかと思っています。遠巻きな見方はせず、こちらも音楽の中に集中していくべきなのでしょう。
ウィンドを筆頭に強めのスタッカートを多く使い、音楽を跳ねるようにしているのは彼自身の新機軸かもしれない。全体的に必要以上に濃く感じるのはまだ作為的に聴こえるためで、そこらへんカドが取れてもう一皮むければ滑らかに進行しながら主張もうなずくようなものになるのだろう。
おわり


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。