37枚組の途中感想。
以下の続きです。
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まとめ聴きしてまして、前回1番から15番まで、今回は16番から28番です。
前回も書きましたが番号順に聴いてます。(あまり意味がない?)
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引き締まった演奏はライブとは思えないほど雑音なし、ミスもなし。レベルの高い演奏が続きます。
ハイドンの判で押したような形式音楽、だんだん気持ちよくなってきました。聴く方も聴き方がていねいになってきました。こうやってずっと聴いているとベートーヴェンの交響曲全集も聴きたくなります。端正な世界からヘヴィーなワールドになってしまうのではなく、このようなサイズのベートーヴェンを聴きたくなってきますね。フルトヴェングラーの解釈は贅肉だらけだったのかもしれない、などと脳裏を横切ります。
オーケストラ曲がこのハイドンのあと、いかに膨らんでしまったかいろいろと考えさせられます。
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普段、全集とかベスト盤とか、誰某特集盤、などといった聴き方をほとんどしないので聴き方が慣れていない部分がありますが、たまにはこんな聴き方もいいかもしれません。このスタンスでいくと、例えばプロコフィエフの交響曲全集を1番から聴いていくこともなんとなくできそう。
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ハイドンは交響曲を日常的に作曲することにより、それをもって自分を見つめることができていたのだろうね。才能はうらやましいが、作り続けることによって先、その先までいけそうな気もしていたんだろう。脳の運動、鍛えることにより先に進める。アスリートだったのかしら。
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