河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1546- ラフコン2、ベレゾフスキー、プロコ5、ソヒエフ、N響2013.11.16

2013-11-16 19:32:45 | インポート

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2013-2014聴いたコンサート観たオペラはこちらから
2013-2014シーズン
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2013年11月16日(土)3:00pm NHKホール
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ボロディン 中央アジアの草原で
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ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番
 ピアノ、ボリス・ベレゾフスキー
(encore)ラフマニノフ 10の前奏曲OP23より第5番
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プロコフィエフ 交響曲第5番
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トゥガン・ソヒエフ 指揮 NHK交響楽団
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お初でお目にかかる指揮者です。棒さばきが軽く、力みのない省エネモードの棒さばきにみえました。

ベレゾフスキーは久しぶりに見ました。見た目の洗練無縁のようなところは変わりありませんね。一頃、CDなんかもたくさん買って聴いたりしていましたが最近はご無沙汰でした。
なんだか気のせいか右手が強いような気がしました。全体としては繊細さが出てきた演奏だったように思います。いい演奏でした。
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後半のプロコフィエフ、弦のユニゾンをはじめ滑らかな弦を前面に出し、次にウィンド(ホルン含まない)、ブラス(ホルン含む)は一段レベル落ち、と言うのがこの曲を聴くとよくわかる。
弦の美しさは格別でした。
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別件、
NHKホールにおける定期公演の高年齢層聴衆の比率は高く、というか早い話年寄りだらけです。この日見た異様な風景、換言すると、もどかしいかな日常風景ということになってしまうのですけれど、
ホール内通路の階段から座席の隙間に転げ落ち動けなくなっているご老人、酸素注入器?をつけて威張り散らしながら闊歩するご老人、平面の床につまずき転ぶご老体。
自分も遠くない将来、同じような老体になってしまうのだろうとは言え、ここまでボロボロになってまで聴きに来なければいけないものなのか。そろそろ若者たちに潔く定席をゆずったらどうだろう。聴衆には世襲制かどうかは知らないけれど、代々同じ席を確保し続ける人もいるらしく、若者に譲られるのであればそれはそれで問題はないのかもしれませんが硬直化したものとなる。
世襲制禁止、一定年齢以上は年間サブスクリプション購入禁止、何年かに一度は真っ新にしてガラガラポンする、などなにかアクションが必要と思います。
N響の公演は人気があり、その理由はさまざまなのでしょう。ステータスシンボルのようになっていたり、もちろん極上プレイヤーの招聘などは悪い話ではありませんが、補聴器つけないと聴こえない人もおり、いちいちああでもないこうでもないといいだすときりがないのでやめますが、個人的に感じていることを一つだけ言いますと、NHKホールのホワイエはあまりにスペースがありすぎてまるで広大なレストラン、はたまた井戸端会議にベストな場所となってしまっていて、音楽が好きなご老人の憩いの場所にこれ以上相応しいところはない。もう一つの定期の場所サントリーでは猫の額より少し広いだけのスペースしかなく、憩いの場所にはなりえてない。だからかどうか、老人比率は見た目にもNHKホールよりは低い。
NHKホールは散歩がてら、渋谷や原宿から向かうのもよし、スタジオパーク行きバスでいくのもよし、苦にならない散歩と憩いを楽しめるナイス・スポットなのです。
ホワイエを無くせば自然と硬直化は少なくなる、といつも思っています。叩かれるでしょうけど。(私も年寄り)
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お金が余りすぎている方であれば、ライブは自前の室内楽アンサンブルを雇い、作曲家にジークフリート牧歌のような小品を作ってもらい、相応な場所で鳴らしてもらい楽しむ、老人ホームの話しではありません、音楽の愉しみ方を広げてみるということです。例えばの話しこのような楽しみ方もあるのではないかと思う。
とにかくスローな人々の流れ、長蛇のトイレ、スローモーションのような動かない場面がNHKホールでは展開されている。
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲は老後の楽しみにとっておく、といった言葉を聞いたことがあります。でも、老後では耳が聞こえなくなってしまい聴けないかもしれないのです。定年退職で仕事をしなくなって余暇で演奏会通いをようやく始めることができたという人もいるかもしれません。それはそれで悪くはありませんが、身体が活性化していた仕事バリバリの若い時代に聴くと癒しが血肉になり次のステップの踏み台にもなる。若者や壮年層に譲るときです。
おわり


1 コメント

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N響B定期の会員です。 (木嶋秀樹)
2013-11-18 10:28:42
N響B定期の会員です。
8日からのウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のベートーヴェン・チクルスを聴いて来ましたが。
昨夜のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 マリス・ヤンソンスの演奏会が今年の私のBest1になりそうです。弦楽器群の美しさは忘れる事ができません。
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