2018年3月18日(日) 3:00pm トリフォニー
エルガー コケイン 14
ラヴェル ピアノ協奏曲ト長調 7-10-4
ピアノ、小川典子
Int
ヴォーン・ウィリアムズ 交響曲第2番ロンドン交響曲 15-9-7-12
大友直人 指揮 群馬交響楽団
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小川さんのラヴェルは音の厚みを感じさせるもの。厚くて透明な清流。いつも素晴らしいピアノ。中間楽章は落ち着いた美しい演奏、素敵でした。
先走るところが無いのに前のめりに感じるのはオーケストラというよりも呼吸の違いで丁々発止とはならなくて、熱量も指揮者とは随分と違う。
RVWは雰囲気がよく出ていた。各セクションのソロぢからは大したものなのだが、合奏の精度が落ちるのは何とも残念。セクションのプリンシパルがもっと引っ張っていけばいいのになぁと思うし、プリンシパルを引っ張っていく指揮力ももっともっと欲しい。いい演奏なんだがパースペクティヴ感が無くて底が浅く聴こえる。
終楽章の縁取りはスケールの大きな作品のイメージがあるのだが、ちょっとしりつぼみでしたね。音が生きて活き活きした演奏が聴きたかった。
おわり