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先週の金曜日は今年2008年最後の華金を楽しみました。
まずは7時からNHKホールで第九。
これは内容がお粗末でダメでした。
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まっ、きっかけづくり、アンプに少し熱を加える、みたいなもんですから、演奏内容はどうでもよかったのかも。いい演奏が聴けたとしても、そのために渋谷のなじみの街並みを左に曲がるところ、右に曲がっていた、なんてぇことは百に一つもないので、その意味で影響のない、どうでもよい演奏」ということ。
終わったのが8時半。
10時半からの六本木のショー開始までに少し時間がある。
渋谷で少しコバラしていこう。
東急本店通り(文化村通り)をたらたら、やたら逆方向、駅の方に歩く連中が多い。華金の9時前なのに何をそんなに急いで帰るのかね。
人をかき分け東急本店近場のバーへ。
ちょっと誤解の多い場所なのだが、となりのビルのドアさえ開けなければ世の中問題はない。
最近は、バーでもいろいろと食材があったりする。ここのお店も(わがまま言わずとも)いい品をだしてくれる。今日のところはこれから六本木に行くので、小1時間しかない。とりあえずビール。
パスタはやめにして、なぜか、時間をかけたポトフがあるというので、愛棒の好物食材そのまんまのような野菜サラダと一緒に。
ビールのあとほどほどのSCAPAをストレートでいただき、もう一杯軽めのウィスキーを飲み時間をつぶした。愛棒はワイン。
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タクシーをつかまえ六本木へ。
10時半のショーはスターで。
セリナの近くなので交差点からでも歩いて5分。
たまにいくわけですが、ここのところしばらくご無沙汰していた。いくら面白いからといってそんなに頻繁にいくと、レパートリー制ではないので、食傷気味になるかもしれない。年2回ぐらいがちょうどいい。
つながりがブラッシュ・アップしており、滑るような感じで進行し、そして内容も一段と濃くなった。司会不要問答無用の50分は結構長く感じ、1時間半ぐらいのような感覚だ。
マイケル・ジャクソンのスムース・クリミナルがカール・オルフのカルミナ・ブラーナよりはるかにかっこよかったりして、とにかく爆発的に楽しむ。
終わって外へでると0時近くになっている。第九のことは完全に消しさられた。
よしこれから晩飯だ。
六本木は夜中でも問題ない。店は開いている。
予約はしていないが、以前呆れたのは、午前1時半にトニー・ローマのところにある巨牛荘で焼肉を食らおうと行ってみたところ、貸し切りですのでだめです。と、店員はのたまわられた。業界連中の時間帯だ。こんなこともあるが、だいたい当日の行きたい店は2軒ほどチェックしていくのがベター。夜中の予約なんて気持ち悪くて出来ないし。行き当たりばったりの河童ですしね。
それで、スターの近くにある、業界人間が使う合言葉「隠れ家的」お店。この隠れ家、たまに来るので隠れていない。ただ行き当たりばったりで見つけるのは無理かも。だいたい、この漢字、すぐには読めない。碧海。
寿司がメインだが和物のつまみが充実している。夜中だから安くはないが、それでも瓶ビール1本。日本酒4合。それにつまみを7,8点、握りを5,6巻ぐらいだろうか、全部で二万七千円。ちょっと愛棒とのしゃべりが多かったが、ギロッポンのお店はそこんとこ大目に見てくれる店が多い。。
話しこんでくると、第九のことも、スターのことも忘れている。いや、スターは忘れん。だって出るとき壁掛けカレンダーをもらったんだもの。
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もう2時だ。どうする?
バーでうがいして帰ろう。タクシーもつかまる気配がないし。
久しぶりにオペラを流しているバーに顔を出してみるか。場所は銀座のルパン並みに分かりにくいし、そういえばドアを開けたとたんの転がりそうな階段もにてるなぁ。
俳優座の裏だよ。。
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2時半までということなので30分だけ飲んだ。カクテルを。。
今日流れているオペラはトゥーランドットだなぁ。まだ始まったばかりじゃないか。それでも店は閉まる。。
ここでも話しこんで外に出るがいまだに喧騒。六本木の華金はだいたいこんな感じが多いが、年末なので、道の真ん中で立ち止まりしゃべっている田舎連中が多いのには辟易する。
クルマがつかまらないのでミッドタウンまでホテルの前で待ったのだが来そうもない。
それで、最後は朝までやっているCASKへ。
愛棒ははじめて行くが、しっかりとグラッパをたのんでいたね。少しは目が肥えたのかもしれない。あれだけのボトルをさっと見れるようになったのかもしれない。頼もしくなってきたね。
気がついたら4時半だったけど、たまにはいいか。
おわり
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