河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

PC版に一覧等リンクあり。
OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

864- スクリャービン 交響曲第3番 河童ライブラリー

2009-07-20 14:56:47 | 音源

前回20069月に書いたときとライブラリーは全く増えていない。ここ3年新譜らしきものが出ていない。

060-

061-

062-

724-

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1.エフゲニー・スヴェトラーノフ/USSRso.

1966 MELODIYA

2.ミヒャエル・ギーレン/南西ドイツRso.

1975.5.28 NHK-FM (****)

3.キリル・コンドラシン/コンセルトヘボウo.

1976.2.12 ETCETRA

4.エリアフ・インバル/フランクフルトRso

1978 PHILIPS

5.リッカルド・ムーティ/ベルリン・フィル

1987.5.31 NHK-FM

6.ダニエル・バレンボイム/パリo.

1987.11 ERATO

7.ジュゼッペ・シノポリ/ニューヨーク・フィル

1988.1 WQXR

8.ジュゼッペ・シノポリ/ニューヨーク・フィル

1988.1 DG

9.リッカルド・ムーティ/フィラデルフィアo.

1988.4.29,30 EMI

10.レイフ・ゼーゲルスタム/ストックホルムpo.

1989.8.14,15 BIS

11.ヴァレリー・ゲルギエフ/レニングラードpo.

1989 LENINGRAD MASTER

12.エフゲニー・スヴェトラーノフ/USSRso.

1990.4.14 RUSSIANDISC

13.ウラディミール・アシュケナージ/ベルリンRso.

1990.4.22 NHK-FM

14.ウラディミール・アシュケナージ/ベルリンRso.

1990.5.23 LONDON

15.ネーメ・ヤルヴィ/デンマーク国立Rso.

1990.5.31-6/2 CHANDOS

16.リッカルド・ムーティ/ウィーン・フィル

1990.10.21 NHK-FM

17.ドミトリー・キタエンコ/ベルゲンpo.

1990 VIRGIN CLASSICS

18.ジョン・プリッチャード/BBCso.

? BBC ARTIUM

19.アレクサンダー・ラザレフ/NHKso.

1994.2.16 NHK-FM

20.エフゲニー・スヴェトラーノフ/ロシア連邦so.

1996.5.16-20 EXTON

21.ミカエル・プレトニョフ/ロシア国立o.

1998.3 DG

22.アレクサンダー・ドミトリエフ/ペテルスブルク・アカデミックso.

2003.9 WLA

23.リッカルド・ムーティ/ウィーン・フィル

2005.5.2

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上から二つ目のミヒャエル・ギーレンの演奏は最後の二つの打撃音が無い。盛り上がって突然終る。編集ミスかと思われたがNHKの解説者は平然と解説を始める。当時、知られていない曲とはいえ、ありえない。のちにどこかで文章を読んだ記憶があるのだが、このように終わる解釈もあるらしい。消化不良気味なのがギーレンらしい。

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Scan10006

以前書いたときは、この曲を十八番にしているムーティ、それにシノポリの演奏について少し書いたが、今回はバレンボイム。

バレンボイム指揮パリ管の方向は、ロシア風マスサウンド、へヴィー級サウンドとはかなり異なる、かといってきらびやかな演奏というわけでもない。この演奏の解釈としてはかなり異色。

前奏部分は滑らかというか、スローでワーグナーでも始まるのかといった雰囲気。その遅めのテンポは最後までかわらない。

聴き進めるうちに異常に丁寧な棒さばきにはまり込む。フレーズ毎の響きを重視した解釈で、モザイク風に進む。ある部分だけ聴きとるとスクリャービンの3番のようには聴こえない個所が多々ある。まるでラヴェルのマメールロワであったり、シェーンベルクの浄夜であったりする。

アップテンポのところも全く急かさない。かといって悠然たる響きというわけでもない。飽くまでも変奏曲の響きの変化を提供する。

52分オーバーの演奏でスヴェトラーノフまではいかないがかなりスローだ。

最後の空白の滞空時間も、誰のが一番長いのか知らないが、心理的には圧倒的なバレンボイムの解釈だ。

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