河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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2543- グレチャニノフ、ミサ・エキュメニカ、リス、ウラル・フィル、エカテリンブルク・フィル合唱団、2018.5.4

2018-05-04 15:24:02 | コンサート

2018年5月4日(金) 11:00-11:50pm 東京芸術劇場

アレクサンドル・グレチャニノフ ミサ・エキュメニカop.142 (1933-36)  6-5-9-7-6-9

ソプラノ、アリョーナ・カルペシュ
メッゾ、マリーヤ・シュクリナ
テノール、エゴール・セメンコフ
バス、デェニース・シャンニコフ
合唱、エカテリンブルク・フィルハーモニー合唱団

ドミトリー・リス 指揮 ウラル・フィルハーモニー管弦楽団


キリエ  6
グロリア  5
クレド  9
サンクトゥス  7
ベネディクトゥス  6
アニュスデイ  9

不勉強ゆえに作曲家の事も作品の事もまるで知らない。レアもの発掘の雰囲気。
グレチャニノフ(1864-1956)、ロシア出身、1940年ニューヨーク定住。ミサ・エキュメニカはエキュメニズム(キリスト教統一運動)から取られたもので1933-36年の作品。といったあたりの事を頭の中に入れながら。


荘厳で深刻なブラス、オルガン主体のゆっくりしたハーモニーから始まる。ロシア風なメロディーはリズミックな角は削り取られ滑らかにゆっくりと進行する。このキリエのモードが全体におよんでいく。咆哮するようなところはあまり無くて刺激的にならず大きくうねり流れる。揺蕩う音楽に身を任せる。リスのメリハリあるタクトは流れの大きさを身をもって示しているようだ。
ソリストは2曲目のグロリアから。最後まで重唱は殆どなくて各ソリストが短く断片でつないでいく。
崇高な音楽は確かにこのミサの名にふさわしいかも知れない。品格を持った作品。聴くほうも真正面から、手応えのあるものでした。
アメリカへ移ったのは1940年という事のようだが、3曲目のクレドにはアメリカの原風景の様な響きがそこはかとなく感じられる。
ウラル・フィルは余裕のゆるさのようなものを感じる。本気度100パーセントになったら凄いかもしれない。合唱も同じ。

45分弱のミサ、なかなか良かったですね。
ところでこれの日本初演はいつだったんでしょうね。
おわり

LFJ2018-T211

 














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