ランスへの旅 ウィーン4 1989-18
1989年ウィーン国立歌劇場公演のうち、ランスへの旅は5回上演された。
1989年10月21,24,26,28,30日 東京文化会館
ロッシーニ 作曲 ランスへの旅
コリンナ/チェチリア・ガスディア
メリベーア伯爵夫人/
ルチア・ヴァレンティーニ=テラーニ
フォルヴィルの伯爵夫人/レッラ・クベルリ
コルテーゼ夫人/
モンセラ・カバリエ
ブリギッテ・ポシュナー=クレーベル
騎士ベルフィオール/フランク・ロパード
リーベンスコフの伯爵/ウィリアム・マテウッツィ
シドニー卿/フェルッチョ・フルラネット
ドン・プロフォンド/ルジェロ・ライモンディ
トロムボノクの男爵/エンツィオ・ダーラ
ドン・アルバロ/カルロス・ショーソン
ドン・プルデンツィオ/ジョルジョ・スルヤン
ドン・ルイジーノ/ペトロス・エヴァンジェリーデス
マッダレーナ/ラクエル・ピエロッティ
デリア/ノリコ・ササキ
モデスティーナ/ガブリエレ・シーマ
アントニオ/クラウディオ・オテッリ
ゼフィリーノ/ボージダール・ニコロフ
ジェルソミーノ/オクタヴィオ・アレヴァーロ
メリベーア伯爵夫人/
ルチア・ヴァレンティーニ=テラーニ
フォルヴィルの伯爵夫人/レッラ・クベルリ
コルテーゼ夫人/
モンセラ・カバリエ
ブリギッテ・ポシュナー=クレーベル
騎士ベルフィオール/フランク・ロパード
リーベンスコフの伯爵/ウィリアム・マテウッツィ
シドニー卿/フェルッチョ・フルラネット
ドン・プロフォンド/ルジェロ・ライモンディ
トロムボノクの男爵/エンツィオ・ダーラ
ドン・アルバロ/カルロス・ショーソン
ドン・プルデンツィオ/ジョルジョ・スルヤン
ドン・ルイジーノ/ペトロス・エヴァンジェリーデス
マッダレーナ/ラクエル・ピエロッティ
デリア/ノリコ・ササキ
モデスティーナ/ガブリエレ・シーマ
アントニオ/クラウディオ・オテッリ
ゼフィリーノ/ボージダール・ニコロフ
ジェルソミーノ/オクタヴィオ・アレヴァーロ
ジャンニとコセッタ・コラによるマリオネット
ルカ・ロンコーニ演出
クラウディオ・アバド 指揮 ウィーン国立歌劇場
ものすごいメンバー。
1幕物2時間強。当時4万円。納得。
1幕物2時間強。当時4万円。納得。
ベートーヴェンの交響曲4番の初演が1807年3月、ロッシーニのランスへの旅の初演が1825年6月だから、第6場の第2曲でベト4第1楽章終結部の横幅のあるシンコペーションが引用されていても歴史的つじつまは合う。
引用というよりもそのままだ。
この迫力は是非ともこのCDで味わいたい。
コリンナ/シルヴィア・マクネアー
メリベーア伯爵夫人/ルチア・ヴァレンティーニ=テラーニ
フォルヴィルの伯爵夫人/ルチアーナ・セッラ
コルテーゼ夫人/チェリル・ステューダー
騎士ベルフィオール/ラウル・ヒメネス
リーベンスコフの伯爵/ウィリアム・マテウッツィ
シドニー卿/サミュエル・レイミー
ドン・プロフォンド/ルジェロ・ライモンディ
トロムボノクの男爵/エンツィオ・ダーラ
ドン・アルバロ/ルチオ・ガッロ
ドン・プルデンツィオ/ジョルジョ・スルヤン
ドン・ルイジーノ/グリエルモ・マッティ
マッダレーナ/ニコレッタ・クリエル
デリア/モデスティーナ/バルバラ・フリットーリ
アントニオ/クラウディオ・オテッリ
ゼフィリーノ/ジェルソミーノ/ボージダール・ニコロフ
メリベーア伯爵夫人/ルチア・ヴァレンティーニ=テラーニ
フォルヴィルの伯爵夫人/ルチアーナ・セッラ
コルテーゼ夫人/チェリル・ステューダー
騎士ベルフィオール/ラウル・ヒメネス
リーベンスコフの伯爵/ウィリアム・マテウッツィ
シドニー卿/サミュエル・レイミー
ドン・プロフォンド/ルジェロ・ライモンディ
トロムボノクの男爵/エンツィオ・ダーラ
ドン・アルバロ/ルチオ・ガッロ
ドン・プルデンツィオ/ジョルジョ・スルヤン
ドン・ルイジーノ/グリエルモ・マッティ
マッダレーナ/ニコレッタ・クリエル
デリア/モデスティーナ/バルバラ・フリットーリ
アントニオ/クラウディオ・オテッリ
ゼフィリーノ/ジェルソミーノ/ボージダール・ニコロフ
クラウディオ・アバド 指揮 ベルリン・フィルハーモニカー、ベルリン放送合唱団
1992年10月13-19日 ライブ
メインキャストは1989年ウィーン国立歌劇場公演のときのメンバーとダブっている。
メト座の河童がファンだったガスディアがマクネアーにかわっている。ハイヒールをいつも窮屈そうに歩く細面の強烈インパクト女史ヴァレンティーニ=テラーニなど有名どころは両方にでている。
いずれにしてもこれもものすごいキャストで国内盤2枚組CDが5千円。
SBM録音で金蒸着と思われる2枚組CDのサウンドは強烈だ。
ベト4がなぜ出てくるか読み込み不足でわからないが、弦のフル演奏による幅広なシンコペーションの迫力はさすがベルリン・フィル。演奏でこのCDにかなうものはない。
「ランスへの旅」のように蘇生されたものは、このようにベストのオケで聴くと新鮮で、歌以外に演奏も魅力的であるため弛緩することなくあっという間に最後まで連続視聴できる。
メト座の河童がファンだったガスディアがマクネアーにかわっている。ハイヒールをいつも窮屈そうに歩く細面の強烈インパクト女史ヴァレンティーニ=テラーニなど有名どころは両方にでている。
いずれにしてもこれもものすごいキャストで国内盤2枚組CDが5千円。
SBM録音で金蒸着と思われる2枚組CDのサウンドは強烈だ。
ベト4がなぜ出てくるか読み込み不足でわからないが、弦のフル演奏による幅広なシンコペーションの迫力はさすがベルリン・フィル。演奏でこのCDにかなうものはない。
「ランスへの旅」のように蘇生されたものは、このようにベストのオケで聴くと新鮮で、歌以外に演奏も魅力的であるため弛緩することなくあっという間に最後まで連続視聴できる。
ところでこの1989年ウィーン国立歌劇場来日公演のランスへの旅は観ていない。
今思えば悔やむところではあるが、この年の10月11月というのは演奏会が目白押しで、その時にこれよりも行きたいものがたくさんあったということ。
芸術の秋のオペラ劇場来日公演というのは、地元のシーズン・オープニングが始まる前に来て1カ月公演をしてしまうか、12月2月など最中に一息ついた頃に、地元に別のところのオペラ団体公演をさせておきながら来日する。またはシーズンが済んだ5月以降に引っ越し公演をする。メトロポリタン・オペラなどはこのパターンが多いが、昔は日本の評論家はメトの公演には手厳しかった。やるきがあるのかっ、と。
早い話、やる気がなくなってから来日していたのだ。
そりゃそうだ。9月から5月まで毎週7回(月火水木金土土)もやって、ようやくシーズンが終わり気持ちがもぬけの殻状態で来日するのだ。日本の評論家が何を言おうが、とにかく疲れているのだ。いい演奏はやはりフランチャイズ地元で腰を落ち着けて演奏するに限ります。オケだって自前のホールがあれば、練習も演奏会場も同じ場所であり、こんなに心を落ち着けて仕事をできる場所はほかにはない。
気持の安定がルーチンワークの質を底上げする。
日本でも何年か前にランスが初演されたが、これからまた蘇生されるなら是非とも観たいものだ。
おわり
おわり
ずいぶん前に書かれたもののようですが、つい先ほど、このブログを発見いたしまして、懐かしく読ませていただきました。
私、この時のウィーン国立歌劇場公演、「ランスへの旅」と「ヴォツェック」を観た者です。
20年近くも前のことなので、記憶もおぼろげですが……
ランスは、非常に期待して行ったのですが、ガスディーアの落ち着きのないコリンナや、声がヨレヨレヘロヘロになったカバリェなどが気になってしまい、けっこう興ざめだったという記憶があります。私はライブ好きのほうですが、この時はCDのほうがいいなと思ってしまいました。チケットはC席だったと思いますが4万円しました。その価値はなかったな、と。
逆にあまり期待していなかったヴォツェックは、非常にすばらしい出来でとても面白く、アッバードは偉いもんだなあとひどく感心しました。なんでランスがあんなにヘンな公演になってしまったのか、実に不思議に思ったものです。
長々と失礼いたしました。懐かしさのあまり、ついつい。どうかご容赦を。
コメントありがとうございました。
当時のことを思い出していただきよかったと思います。
他にも昔のことを中心に書いている途中です。たまに寄ってくださいませ。