河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1315- ヘルベルト・ブロムシュテット N響 エルガー ブラームス1981.11.26

2011-11-16 00:10:00 | コンサート


1981年11月26日(木) 6:45pm NHKホール

シューベルト ロザムンデ序曲

エルガー チェロ協奏曲
 チェロ、ヨー・ヨー・マ

ブラームス 交響曲第1番

ヘルベルト・ブロムシュテット 指揮 NHK交響楽団


昔聴いた演奏会の模様を書き留めておいたものです。そのまま書き写します。

なんといっても圧巻はブラームスであったが、エルガーもなかなか。
エルガーはめったに聴くことのできないものであるが単にそのめずらしさを越えたなかなかに素晴らしい演奏であったように思う。独奏者のヨー・ヨー・マは僕らと同年代であるが、まさにそのような共感を誘うような解釈というよりアトモスフェアをもった演奏であった。線が太く大胆な割には繊細な面も持ち合わせており、また聴衆にアピールする冷静さも兼ね備えた、この年代特有のやる気のあるところをみせていた。曲自体はやたらと渋く、まるでこの季節感そのものといった、まさに晩秋的な色合いの曲であり、一瞬シベリウスチックな雰囲気が漂う何とも言えない曲だ。
ブラームスは弦楽器群のぶあつい「ブサーーー」といった音群が何とも言えず素晴らしく、やっぱりオーケストラは弦だと思った。
ブロムシュテットの指揮はまるで弦楽器を自分が弾いているような身振りであり、N響もまさにそれに応えていたように思う。ヴィオラあたりがもうすこし威力を増すとドレスデンとまではいかなくとも、かなり音自体に素晴らしい特徴をもつオーケストラに成長できると思う。
ブロムシュテットはこれからも聴いていきたい。

こんな感じのなんともあっさりしたもの。
第1ヴァイオリン分解度は第1,2楽章で特に素晴らしく神経細胞の一つ一つまで透かしたような響きで今でも強く耳に残っている。
おわり

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