2019年5月13日(月) 5:00-9:45pm 東劇、築地
MET上演日 2019年3月30日(土) 12:00-5:00pm メトロポリタンオペラ・ハウス
ワーグナー 作曲
ロベール・ルパージュ、リヴァイヴァル・プロダクション
ワルキューレ 59-87-65
キャスト(in order of appearance)
1.ジークムント、スチュアート・スケルトン(T)
2.ジークリンデ、エヴァ=マリア・ヴェストブルック(S)
3.フンディング、ギュンター・グロイスベック(Bs)
4.ヴォータン、グリア・グリムスリー(BsBr)
5.ブリュンヒルデ、 クリスティーン・ガーキー(S)
6.フリッカ、ジェイミー・バートン(Ms)
7.ゲルヒルデ、Kelly Cae Hogan
7.ヘルムヴィーゲ、Jessica Faselt
7.ワルトラウテ、Renée Tatum
7.シュヴァルトライテ、Daryl Freedman
7.オルトリンデ、Wendy Bryn Harmer
7.ジークルーネ、Eve Gigliotti
7.グリムゲルデ、Maya Lahyani
7.ロスワイセ、Mary Phillips
フィリップ・ジョルダン 指揮 MET
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これは生ではなくメトのライブビューイングです。
昔メトまで歩いて10分ほどのところに住んでいたことがあるのでどことなく身近な存在。メトもNYPもカーネギーも鬼山のように聴きましたね。
ライブビューイングなるシステムを始める前に、ゲルブが日本でそのことについて講演したことがあります。2007年のことです。
321- ピーター・ゲルブ イン 昭和音楽大学
この試み、まずはうまくいっているということでしょうね。
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今回のルパージュのプロダクションはリバイバルで、初めて見る場合、古くなったという思いは無いのでしょうから新鮮。ではあるのだが、よくよく観ると単調かな。仕掛けの規模がでかい分、小回りがきかずシーンの変化はあるもののどうしてもフラットな印象がどことなく感じられる。3幕通しての共通項としての大仕掛け舞台で色々と予測可能なところも垣間見えますね。映像だからかもしれない。
キャストはガーキーはじめ万全。ジョルダンの棒は過激になることなく歌を引き出している。押しも押されもしない大指揮者だが日本では今一つパッとしない。やっぱり来日公演でオペラ振ってくれるのが一番で、そうしたら株もグーンと上がるだろうなあ。
映画館のサウンドはちょっとピンボケ。席は近すぎて首が疲れた。それでも、映像を十分楽しめました。
おわり