河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

PC版に一覧等リンクあり。
OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

2721- シモン・ボッカネグラ、柴田真郁、エルデ・オペラ管弦楽団・合唱団、2019.8.18

2019-08-18 23:01:14 | オペラ

2019年8月18日(日) 4pm-7:15pm モーツァルトホール、かつしかシンフォニーヒルズ

ヴェルディ シモン・ボッカネグラ (演奏会形式、日本語字幕付き) 26-34-20-28-26

キャスト、in order of voices’ appearance
1.パオロ、千葉裕一(Br)
2.ピエトロ、木村雄太(Br)
3.シモン・ボッカネグラ、渡辺弘樹(Br)
4.フィエスコ、ジョン・ハオ(Bs)

5.アメーリア、高橋絵理(S)
6.ガブリエーレ、寺田宗永(T)

エルデ・オペラ合唱団
エルデ・オペラ管弦楽団
指揮、柴田真郁


プロローグ 26
Int
第1幕第1場 34
第1幕第2場 20
Int
第2幕 28
第3幕 26


柴田真郁の指揮ぶりがよくわかる演奏会形式、歌い手たちのコンディションもとてもよくて、この透明ブルーなオペラを味わい尽くしました。

昨今は休憩回数の少ないオペラ上演が目につきますが、この日のシモンはプロローグが済んだところでまず一服。ここでの休憩は納得のいくものですね。ここで流れは一旦止めるべきと思います。そのあと2場構成の第1幕が済んだところでもう一度休憩。良い形と思います。

配置は、前方にオーケストラ、その後方にソリスト、最後方が合唱という布陣。
第1幕2場の五重唱はよく映えるものでした。とはいうものの全体をコントロールする真郁はプロローグ、第1幕とかなり大変そう。

オーケストラは2回目の休憩の後のチューニングで目覚め、ピッタリと揃えた。2幕3幕が圧巻でした。エンジンがもっと早めにかかるとさらによかった。

ソリスト6人衆と合唱は丁寧な縁取りで濃い熱唱で先に進むにつれてドンドン乗ってくる。メリハリのきいたもので存分に楽しめましたね。シモンはやるほうだけではなくて観るほうも手ごたえ十分なオペラですからね、心地よい充実感に浸りました。
真郁の距離感を保ちつつの押し引き、なかなか味な棒。オペラ沢山振ってますからね。安心してみていられます。
ありがとうございました。
おわり









ジョン・ハオ、フィエスコ


高橋絵理、寺田宗永、アメリアとガブ


渡辺弘樹、シモン