2015年9月11日(金) 7:15pm サントリー
武満徹 弦楽のためのレクイエム 7′
シューベルト 交響曲第4番ハ短調 9′9′3′7′
Int
ビゼー アルルの女 第1組曲、第2組曲 16′ 18′
ナタリー・シュトゥッツマン 指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団
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シュトゥッツマンと言えば歌ですが、指揮もどこかで見た記憶がある。演奏会丸ごとではなく断片を振ったものだったような気がする。
この日のコンサートは、少し淡いプログラムながら丸ごとの棒。
ナタリーのメリハリ、コントロールの効いた棒に耳が洗われる。ていねいさと大胆さが次々と。
武満のモノローグ風な歌いこみ。中間部の過激な雄弁さ。見事な響きを聴かせてくれました。
シューベルトはがっしりとした骨格、筋肉質な旋律、締まった演奏で手ごたえ十分。聴きごたえありました。
アルルの女の深い沈み込んだ歌。味わい深く。あらためていい曲と再認識。
このオケに要るのはやっぱりトレーナーの才のある指揮者。
さまがわりでした、本当に。
おわり