昔の演奏会から。
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1981年6月10日(水)6:45pm
NHKホール
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シューベルト 交響曲第3番
シベリウス ヴァイオリン協奏曲
ヴァイオリン、ヤン・ウク・キム
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メンデルスゾーン 交響曲第4番イタリア
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ハインツ・ワルベルク指揮
NHK交響楽団
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それでは例によって、当時の感想メモから。
「
とにかく久しぶりに生演奏を聴いた。の一語に尽きる。
N響は他の、世界の一流オーケストラと同一の心地よさと安心感を持って聴くことができる。ウィンドは常に抜群である。
指揮者以上の素晴らしさが表出されていると言ったら失礼か。
キムのヴァイオリンはあまりにも表現の幅が大きい。線の太い弦の音がシベリウスの音楽を打ち震えさせている。小さい体とは全く逆の音作りである。その表現はあえてロマンティックといっても何ら差支えないと思う。
指揮者の身振りの大きさは棒振りにむいているのではないだろうかと、ふと演奏中に感じた。
」
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こんな感じの簡単なもの。久しぶりに聴いた演奏会だったので音を浴びるだけで満足。
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