河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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1210- クリストフ・ペリック イツァーク・パールマンN響 オール・ベートーヴェン・プログラム1980.6.27

2011-03-23 00:49:52 | インポート

昔の演奏会から。
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1980年6月27日(金)6:45pm
NHKホール
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ベートーヴェン エグモント、序曲
ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲
 ヴァイオリン、イツァーク・パールマン
(アンコール)
パガニーニ カプリチオ第5番
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ベートーヴェン 交響曲第5番
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クリストフ・ペリック指揮NHK交響楽団
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演奏会メモから、

パールマンの美しくきれいな音のなかにあるたくましさ。第1、3楽章におけるカデンツァのきれいで力強い音。久しぶりにヴァイオリンの音にやりこまれた。
高音のつやのある美しい音。この曲が少しも長く感じられなかった。
但し、ペリックの重厚な棒と、彼のラテン的な明るさが必ずしも融合していたわけではないような気もする。
それにしても、N響は随分迫力がついてきた。ハ短調における金管群の迫力ある咆哮。そして木管の素晴らしいハーモニー。これは日本には今までなかったものだ。特にバランスの良さ。素晴らしいは短調であった。

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といった感想でした。ペリックはあまり知られていない指揮者だったが、オール・ベートーヴェン・プログラムを組むあたり、それだけでも本人の音楽に対する自信のようなものを垣間見ることができた。
運命は折り目正しく演奏すればするほど、ぐーんとペーブメントを敷きつめたような不思議な迫力が出てくる音楽、本格派の演奏となっておりました。
この指揮者はその後、メトでマイスタージンガーなども振っており、じわじわと底から湧いてくるような自力(じぢから)が見事でした。
おわり
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