河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1149- 演奏も録音もつるつる マーラー4番 ホーネック ピッツバーグ響

2010-12-28 00:10:00 | 音源

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前回ブログのマーラー4番つながりで、最近買ったCDからひとつ。
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どのようにすればこのようなつるつるの音になるのだろうか。ライブ収録などとはとてもまったく思えない。セッション・スタジオに人を少し多くいれただけなら話はわかるが。
SACDの極みの音かっ、
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演奏は非常に優秀でこれ以上ない。第3楽章の深い呼吸を聴くまでもなく、思い入れたっぷりでそれが違和感がない。まったく自然。ホーネックの音楽となっている。つまり自分の中で一度噛み砕いてそれから外に向かって表現をしている。完璧だ。
節回しはかなり自己主張が強いのだが、こうやってくれたらいいのに、みたいなあたりを心おきなく満たしてくれる。素晴らしい演奏だ。
録音はSACDの特性がよく出ているし、さらに、なんだか、とっても奥ゆき感がある。それに弦の音なんてウィーン・フィルの生音も吹き飛ぶようなすさまじいツルツル感。あえて必要なものといえば、今一つの音の縦の厚み。それも贅沢な要求でしかない。
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第3楽章のあすこ、あすこ以外は全面ピアニシモ系の音楽ですので、ヴォリュームは上げて聴いてほしい。豊かな音楽が鳴り響く。ただし、あすこで強烈なブラスとティンパニが絶叫して地響きをたてるので気をつけたい。
いずれにしてもこの曲を好きな方は必聴。
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マーラー 交響曲第4番
ソプラノ、スンハエ・イム
マンフレッド・ホーネック指揮
ピッツバーク交響楽団
2010.1.29-31ハインツ・ホール
EXTON EXCL00048 \3,000
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