河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1147- トラウベル ロジンスキー ユニークなプログラム ワルキューレ第3幕 ニューヨーク・フィル

2010-12-26 17:31:41 | 音源


昔のニューヨーク・フィルハーモニックのプログラムから
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1945年11月22日(木)8:45pm
1945年11月23日(金)2:30pm
1945年11月25日(日)3:00pm
カーネギーホール
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ワーグナー・プログラム ニーベルンゲンの指環より
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●ラインの黄金 ワルハラ城への神々の入城(9分)
●ワルキューレ 第3幕(51分)
 ブリュンヒルデ、ヘレン・トラウベル
 ヴォータン、ヘルベルト・ジャンセン
 他
(インターミッション)
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●ジークフリート 森のささやき(7分)
●神々のたそがれ 葬送行進曲(7分)
●神々のたそがれ 自己犠牲(18分)
 ブリュンヒルデ、ヘレン・トラウベル
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アルトゥーロ・ロジンスキー指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック

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このプログラムは11月23日のものです。日本でいえば戦後にもならないような頃合いですけれど、マンハッタンのほうは、ヒットラーが好きだったワーグナーも関係なく濃い演奏が繰り広げられていたようですね。お金に満ち溢れ、敵軍の上陸もなく、快楽を享受していた人たちも多くいたわけです。
それはそれとして、ものすごいプログラムです。リング・サイクルを順番に断片で聴かせるというのはよくあるものですが、こんなユニークなプログラム見たことありません。特にワルキューレのところに第3幕全部もってきている。超ユニーク。
ロングなプログラムなはずなんですが、この第3幕があっという間の51分高速演奏。常識的な演奏では70分超えるぐらいですので約20分短い。第3幕単独の演奏会にはであったことがありませんが、第1幕だけの演奏会というのは遭遇したことがある。その流れでいったらこの第3幕だけのコンサートがあってもおかしくありませんが、51分だと少し短すぎる。
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ところで、11月25日の日曜日のコンサートはコロンビア・ブロードキャスト(CBS)で全米放送される日のものです。これは定例でほぼ毎週流れておりました。それで放送時間枠がありプログラム全部が流されるわけではありません。たしかに生中継だけだったらそれでも仕方がない部分もありますね。昔のNHK-FMによるN響定期なんかも同じようなことがありましたからね。但し、全米にすべて生中継していたわけではなく、録音をとっておいて日取りを変えて放送していたところもあったようです。
いずれにしてもこのサンデーコンサートは長寿番組で当時の啓蒙性にも長けており、この放送自体のためのプログラムが配布されていたようなんですね。だからちょっと紛らわしい。これです。
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これにあるように最後の曲、トラウベルが歌う自己犠牲がありません。プログラム自体に載っておりません。実際には演奏されております。カーネギーホールのプログラムにも予告掲載されております。
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結局フライヤーのプログラムよりも、そのフライヤーと一緒に配られるA4サイズのカーネギーホールのオフィシャルなプログラムのほうが当然ながら正確ではありますね。
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いろいろと海賊盤のようなものも含め発売されているCDは25日の放送録音ですので、イモレーションはありません。だから一枚に収まっているというわけなんですが。
これでトラウベルが歌うイモレーションが聴けたら最高でしたでしょうね。前半のワルキューレで全力。それで後半の最後の最後にもう一回、今度はイモレーションを歌うわけですからね。同じ日にユニークなプログラムで2回聴けた聴衆は幸せだった。これが、マンハッタンにはあるはずもなかった戦後。日常のパフォーマンスだったわけです。
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音源としてはマイナーな感は否めませんがあることはあります。
RETROSPECTIVE RECORDINGS RET007
ARCHIPEL ARPCD 0210
ASdisc AS545
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ロジンスキーです。
クリントンではありません。
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