河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1009- レニングラード ショスタコーヴィッチ テミルカーノフ 読響 2010.5.11

2010-05-16 15:47:06 | インポート

2009-2010シーズン聴いた演奏会観たオペラはこちら

先週は2回ほど演奏会いきました。最初の方から。

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2010511()7:00pm

サントリーホール

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ショスタコーヴィッチ 

          交響曲第7レニングラード

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ユーリ・テミルカーノフ 指揮 読売日響

シュワちゃんのチチンプイプイ、っていっても知っている人は限られていると思いますが、この交響曲の発想とは相いれないけれど、不謹慎とはいえ、どうしても思い出してしまいますね。チチンプイプイ。

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1楽章 30

2楽章 10

3楽章 16分 (アタッカで第4楽章へ)

4楽章 19

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計測時間はこんなかんじだ。

ショスタコの交響曲は家の中で鳴らせない爆な音量のものがおおい。レニングラードもダメだ。この日の演奏も、かつらでもないのに髪が飛ぶ勢いの音圧。

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テミルカーノフの芸風は変化を遂げてきているとみても良さそうだ。第1楽章の各主題の柔軟性もさることながら、経過句の味わいが深い。この爆曲を昔から得意なテミルカーノフだが、音の扱いに一つ一つかみしめるようなおもむきがでてきている。30分におよぶ第1楽章で、その第1主題、第2主題の見事で滑らかな扱いに思わず吸い込まれ、あっというまに展開部のチチンプイプイとなる。この展開部はラヴェルのボレロとの発想の親近性をいわれるが、やっぱり、耐え忍ぶロシアの強じんな戦争の主題ですね。音量が徐々に増幅されてもブラスの合奏が安っぽくならずテミルカーノフ余裕と経験の棒の素晴らしさがうかがえる。

2楽章では、主題の濃淡のつけ具合が見事。

また、曲全体に言えるが、単旋律とハーモニーのぶつかりの連続であり、シンプルさと複雑さが同居している。この第2楽章も見事だ。ダイナミックな側面がよく表現されている。

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何年か前、東京フォーラムでゲルギエフの棒、キーロフとN響の合同演奏をきいたことがある。

3楽章は、なにか編曲があるのかしら。中間部でフルートのソロで奏でられる単旋律、ゲルギエフの時はたしかに、後半アタッカの前に再度弦楽アンサンブルで奏されたような記憶がある。

テヌート連発のテミルカーノフ。第4楽章のクライマックスに至る部分では、コーダへの明確な区切りのようなものはなくひたすら滑らかに極限状態に向かう。滑らかさの中での音圧増量、ブラスの滑らかなダイナミック。気がついたらいつの間にか音の大伽藍となる。

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粗野なところが全くない曲を知り尽くした棒、無理のない音の出具合で余計な力のかからない気張らない演奏となっていた。もちろん肉厚な読響のサウンドの見事さも忘れてはならない。

おわり

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