河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

515- 2007年11月14日はやっぱり反省?

2007-12-28 23:25:00 | 音楽

BSをみていたら今年2007NHK音楽祭のハイライトをやっていた。

ネロ・サンティの棒による名演やインタビュー、サンティのインタビューは面白かった。

トスカニーニを敬愛し師とするサンティのお話は歴史を超えて迫ってくる。

後半は、ファビオ・ルイジ指揮ドレスデン国立歌劇場によるコンサート。

前半がオペラ断片で、後半がワルキューレ第1幕。

このワルキューレをみてやっぱり反省してしまった。

この日1114日はゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場オーケストラの公演とダブっており、かなり考えた末、ゲルギエフの方の魅惑的なプログラムを選んでしまったのだ。

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でも、このBS放送(1230日ハイライト)をみて少なからず反省。

やっぱりヴォルフガンク・シュミットの歌うジークムントに行くべきだったと。

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20071114

NHKホール

(プログラム後半)

ワーグナー/ワルキューレ第1

ジークムント、ヴォルフガンク・シュミット

ジークリンデ、エヴリン・ヘルリツィウス

フンディング、クルト・リドル

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ファビオ・ルイジ指揮

ドレスデン国立歌劇場

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なんといっても一番すごいのがオーケストラということになるのだが、それは横に置き、ヴォルフガンク・シュミットの正確な歌と隙間のない光り輝くヘルデン・テノールの声、声、声。

ヘルリツィウスのジークリンデもかなりものすごいものだったが、上には上があるというかシュミットの人間業とは思えない圧倒的な正確性と輝く声。

全く素晴らしい、の一語に尽きる。

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人間業とは思えない、と言えば、彼が歌うジークフリートのジークフリート。

バイロイトでシュミットはさかんにジークフリートを歌っている。

1994年からレヴァインのリングでも5年連続ジークフリートを歌っている。

あの鉄火場のような燃えたぎるジークフリートを無尽蔵のエネルギーで歌っていた人物だ。

レヴァインのあと2000年からのバイロイトでもジュゼッペ・シノポリの棒のもと歌ったが、その後、というのはこちらのせいだが、正確な時刻掲載で定評のあったFMファンが廃刊となりNHKのバイロイト放送のタイミングもわからなくなりエア・チェックをやめたり、また、シノポリがその後、別の公演でアイーダを振っている途中で、ゴロン、と、死んでしまったりでバイロイト中継そのものを聴かなくなってしまって久しい。

でも、シュミットの歌うジークフリートはしっかりテープにとってある。絶滅に近いDATテープに。。

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話があらぬ方向にいってしまったが、やっぱり、NHK音楽祭のシュミットの方に行くべきだったかなぁ、少なからず反省している。

NHK音楽祭のこの公演は1回しかなかったと記憶するし、他方、ゲルギエフの公演のプログラムも東京ではこの日だけだったようだし、1114日、恨むぜ。

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