書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

考えてみれば「塘」という字は不思議で、・・・

2018年06月28日 | 人文科学
 考えてみれば「塘」という字は不思議で、もともと堤防を意味していた(土偏であることに注意)のが、そのうちその堤防で防ぐもしくはせき止める対象の水、とくに溜まっている水(池や湖、のち風呂屋の大風呂も)をも、囲いごと示すようになった。引申義といえばそれまでだが、換喩としても理解できる。