岩城之徳著 近藤典彦編 『石川啄木と幸徳秋水事件』 2011年04月29日 | 日本史 啄木は大逆事件に共鳴したから偉い、無政府主義者、社会主義者、いやとにかく反体制だったから偉い、彼は最後まで反体制だったのだ、それを最後に後悔して転向したと啄木が言ったというような証言をなす金田一京助はけしからん、おそらく本当のことを言っていないにちがいないという論旨。それは息子さんの春彦氏は怒るだろう。確たる根拠もなく父親を嘘つきよばわりされては。直接証拠がないのはお前も同じだろうと。 (吉川弘文館 1996年10月) #本(レビュー感想) « 楊中美著 文海/三嶋信行/徳... | トップ | 「『自然エネルギー』の幻想... »