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書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

清水克行 『喧嘩両成敗の誕生』

2015年02月12日 | 日本史
 喧嘩両成敗の正義は「公平」だった。“いずれの方にもなんらかの正しさがあり、またなんらかの落ち度がある”という認識の上に立って、双方の主張のあいだを取る「折中の法」の精神。第五章「喧嘩両成敗のルーツをさぐる」128-129頁、参照。

 神判によって「神」の意思を確認することができなかった場合でも、『折中の法』は「神」の意思を超える究極の解決策としての役割を果たしたのである
(同、128頁)

 では中世において神の意志は何を体現するものだったのか。

(講談社 2006年2月)