▲「msn 産経ニュース」2011.12.21 11:31。
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http://sankei.jp.msn.com/world/news/111221/kor11122111330009-n1.htm〉
一方で、金総書記の死去で北朝鮮が変わることに期待を寄せる人もいる。中朝貿易で北朝鮮側に何度も約束を破られ損害を被ったとういう貿易会社の男性社長は「朝鮮人にもいい人は多いが政府が悪すぎる。これをきっかけに中国と同じ改革開放の道を歩み、まともな国になってほしい」と話した。
「朝鮮人にもいい人は多い」というより、「朝鮮人にもいい人もいれば悪い人もいる」のほうがより正確な言い方だと思う。国籍や民族に「いい人」「悪い人」はないから。そして国民一人一人と政府とは別の存在である。「北朝鮮製品を買うことは北朝鮮の延命にそれだけ繋がるのだ」と言う人は、どうもそれが解っていないらしい。「北朝鮮製品を買わないことは北朝鮮国民の命を縮めることにそれだけ繋がるのだ」と言いたい。途中でいくら政府だか軍だかに抽かれようと、幾分かは一般大衆を潤しているだろうから。だが、民衆のレベルから見て「悪すぎる」、政府および軍(つまり国家)の延命に資していることも確かである。しかしそれ以上、どうするかは、政治家が考えるべき役割である。