goo blog サービス終了のお知らせ 

書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

「DNAを介さずに100世代以上に渡って遺伝する獲得形質」

2011年12月21日 | 自然科学
▲「蝉コロン」2011-12-21。
 〈http://d.hatena.ne.jp/semi_colon/20111221/p1

 ルイセンコが聞いたら草葉の陰で喜びそうなニュースである。よくわからないが、反体制・左翼に淵源するポストモダン派もこれ幸いと喋々するかもしれない。それから自国における万物の構成要素を「気」とする思想の流れを中国の唯物論思想とする、つまりこの世はいまでも原子でなく気でできていると思っているらしい現代中国の公式唯物論者もまた、「それみろ西洋の科学思想もひとつの物の見方にすぎないのだ」と喜んで跳びつくのではないか。
 

「『いいことはひとつもしなかった』 朝鮮族の男性、不快感あらわ 中朝国境ルポ」

2011年12月21日 | 現代史
▲「msn 産経ニュース」2011.12.21 11:31。
 〈http://sankei.jp.msn.com/world/news/111221/kor11122111330009-n1.htm

 一方で、金総書記の死去で北朝鮮が変わることに期待を寄せる人もいる。中朝貿易で北朝鮮側に何度も約束を破られ損害を被ったとういう貿易会社の男性社長は「朝鮮人にもいい人は多いが政府が悪すぎる。これをきっかけに中国と同じ改革開放の道を歩み、まともな国になってほしい」と話した。

 「朝鮮人にもいい人は多い」というより、「朝鮮人にもいい人もいれば悪い人もいる」のほうがより正確な言い方だと思う。国籍や民族に「いい人」「悪い人」はないから。そして国民一人一人と政府とは別の存在である。「北朝鮮製品を買うことは北朝鮮の延命にそれだけ繋がるのだ」と言う人は、どうもそれが解っていないらしい。「北朝鮮製品を買わないことは北朝鮮国民の命を縮めることにそれだけ繋がるのだ」と言いたい。途中でいくら政府だか軍だかに抽かれようと、幾分かは一般大衆を潤しているだろうから。だが、民衆のレベルから見て「悪すぎる」、政府および軍(つまり国家)の延命に資していることも確かである。しかしそれ以上、どうするかは、政治家が考えるべき役割である。

「Former Uighur Surgeon Discloses Live Organ Harvesting in China」

2011年12月21日 | 地域研究
▲「NTD Television」Dec 20 2011. 〈部分)
 〈http://english.ntdtv.com/ntdtv_en/news_china/2011-12-20/former-uighur-surgeon-discloses-live-organ-harvesting-in-china.html#twitter

  “At that time, my first instinct was that the person was still alive. Although he was executed, the bullet hit the right side of the chest. They did not shoot the left, where the heart is, but targeted the right, so the person would remain alive until after we remove the organs.”

 もしこれが本当なら、これは酷い。