何故、誰でもいいのか。

　今日も（悲しいことだが、今日も、である。）秋葉原で大事件があった。
　「秋葉原の無差別殺傷事件」　　

　最近のこうした凶悪事件に共通した動機として、「誰でもよかった」「人を殺してみたかった」などという、普通の人間には到底理解できない動機を容疑者が言うことが多い。

　今日の秋葉原でもそうだし、先月だったか我が県でもホームで電車待ちをしていた男性を少年が突き落として死亡させた事件があった。

　折しも、今日は７年前、大阪教育大学付属池田小学校で詫間という男に８人の児童が殺害された日である。同校では、今日、亡くなった児童達の霊を慰めるため、慰霊の行事が行われたと聞く。

　一部の特異な人物の跳ねっ返り的な行動と片付けてしまうには、余りにも重大で余りにも悲惨である。

　人を殺める決心をするには、それなりの理由が必要だろうと普通の人間である我が輩などは思う。

　彼らには、そんな理由は必要ないのだ。何と、心のすさんだ人間達だろうか。何と、自分勝手な人間達だろうか。何がそうさせるのか、私には分からない。こういう残忍な事件が二度と起こらないよう、祈るばかりである。

　お亡くなりになった方々のご冥福を心からお祈りするとともに、御遺族の皆様方にお悔やみを申し上げたい。