ずっと前に買ったんです!
車のトランクに入れたまま、ふと気づいたら二冊めも出ているではないですか。
読まなきゃと思いつつ、代車になったり奥に入れていて見つからなかったりして、先日息子の体験入塾のときに探し当ててやっと読みました。
ほしおさなえ「活版印刷三日月堂 星たちの栞」(ポプラ文庫)。
舞台は川越。店主亡き後空き家だった印刷所に、孫の弓子が帰ってきます。手キンという印刷機械で刷り上げられる、デジタルとは違う活版印刷の世界。
誕生日にもらったレターセット。喫茶店のコースター。結婚式の招待状。
それぞれの印刷物に思い出があり、ぬくもりとともに手渡される。
コースターには高浜虚子の俳句が刷ってあるそうです。
「われの星燃えてをるなり星月夜」
インパクトがありますね。この店のコーヒーを飲んでみたい。
また、このコースターが縁で、弓子は高校の文化祭でワークショップをすることにもなります。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」からのフレーズをちりばめた展示にも、心ひかれます。
わたしは文芸部だったので、自分の文章が活字になることへの強い憧れがありました、 今では簡単に字を打つことができて、印刷もスピーディーです。
でも、活字を拾い、レイアウトして刷り上げるのは、相当の手間ですね。
それを惜しまない心が、あるから伝わるのだろうな、と感じました。
車のトランクに入れたまま、ふと気づいたら二冊めも出ているではないですか。
読まなきゃと思いつつ、代車になったり奥に入れていて見つからなかったりして、先日息子の体験入塾のときに探し当ててやっと読みました。
ほしおさなえ「活版印刷三日月堂 星たちの栞」(ポプラ文庫)。
舞台は川越。店主亡き後空き家だった印刷所に、孫の弓子が帰ってきます。手キンという印刷機械で刷り上げられる、デジタルとは違う活版印刷の世界。
誕生日にもらったレターセット。喫茶店のコースター。結婚式の招待状。
それぞれの印刷物に思い出があり、ぬくもりとともに手渡される。
コースターには高浜虚子の俳句が刷ってあるそうです。
「われの星燃えてをるなり星月夜」
インパクトがありますね。この店のコーヒーを飲んでみたい。
また、このコースターが縁で、弓子は高校の文化祭でワークショップをすることにもなります。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」からのフレーズをちりばめた展示にも、心ひかれます。
わたしは文芸部だったので、自分の文章が活字になることへの強い憧れがありました、 今では簡単に字を打つことができて、印刷もスピーディーです。
でも、活字を拾い、レイアウトして刷り上げるのは、相当の手間ですね。
それを惜しまない心が、あるから伝わるのだろうな、と感じました。