くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「天才探偵SEN⑤ 亡霊プリンスの謎」大崎梢

2010-10-06 00:50:15 | YA・児童書
いつの間にか出てました。結構本屋でチェックしているつもりなんですが、まだまだですね。大崎梢「天才探偵SEN⑤ 亡霊プリンスの秘密」(ポプラポケット文庫)。
今回も和人さんが登場し、わたしとしてはうれしいです(笑)。キリトはちょっと苦手なタイプかも。男子でおまじないに詳しいって、いまどきなんですかね。わたしは毛筋ほども占いやらおまじないには興味ないんですが、この年代のころは結構こっていたなー。
で、おまじないブームに沸き立つさつき小学校で、なんと千が告白されます! しかし、全くこういうのには疎い男子ですから、なんだか冷たい仕打ちをしてしまい、女の子一同から総スカンです。
町ではキリトが自分のおまじないの演出として使った噂話が広まって、女の子たちは謎のプリンスがおまじないグッズを見立ててくれると話題になります。キリトが思いつきで言っただけの品物だとわかっている千にはかなり不満が募るのです。
お金を盗まれたおじいさんとかイギリス帰りの執事モーリスさん(本名は森沢さん)とか鏡にまつわる悲恋のエピソードとか、今回もテンコ盛りです。
詳しく書いてしまうと、ネタバレしそうなので控え目に。ラストのまどかちゃんちのシーンは、かなりサスペンスフルでした。わーっ、うちだったら逃げられないのでは!
だから、エンディングのガーデンパーティーがホッとしますね。わたしも行ってみたい(笑)
ところで、万希先生は和人さんと結ばれたりはしないんですかね。中心人物で大人はこの二人だけなので、深読みをしてみたくなります。