魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

久しぶりに釣った魚

2012年10月08日 22時39分18秒 | 魚介類採集(海水)
 
昨日はお友達と三重県の紀北町・島勝浦港へといってきました。台風接近が心配されていましたが、行いがよいのか(?)、何とか晴れてくれました。
三重県の島勝浦は、温帯域の魚が多くつれます。写真ではソラスズメダイやハタタテダイの姿も確認できますが、温帯域の魚のなかで、久々に釣る事ができた魚が2種類ありました。
 
まずはコスジイシモチApogon endekataenia Bleeker。コスジイシモチは、自分では10年ぶりくらいに釣った魚です。父は6年くらい前に宇和島で釣っていましたけどね・・・
 
 
コスジイシモチは、オオスジイシモチによく似ていますが、体側にはオオスジイシモチよりも数の多い7本の縦帯 (オオスジイシモチでは4~5本) があります。縦帯はオオスジイシモチよりも細いように見えます。
体側の多数の縦線や黄色っぽい体色から、キンセンイシモチのグループにも似ていますが、尾柄部に黒色斑があることで容易に区別できます。
 
テンジクダイの仲間は、アポゴンと呼ばれますがこれは学名からきています。アポゴン属の和名は「テンジクダイ属」で、この仲間では最も大きいグループです。属の学名の意味は「髭のない(ヒメジの仲間)」というそうです。確かに背鰭が2基に分かれているなど、ヒメジ科魚類と似た点は多いですね。
 
この漁港ではベラ科の魚も多くいました。ホシササノハベラ、アカササノハベラ、オハグロベラ、ホンベラ、キュウセン、ニシキベラ、オトメベラ、クギベラ、タレクチベラ・・・。温帯域に生息するベラが多いのですが、残念ながらイトベラ、コブダイなどには出会えず。
ホシササノハベラPseudolabrus sieboldi Mabuchi and Nakaboが遊んでくれました。ホシササノハベラは温帯性の魚で、確か2008年に愛媛県で釣って以来につれたと思います。
 
 
アカササノハベラPseudolabrus eoethinus (Richardson)も遊んでくれました。アカササノハベラは去年に高知県で釣った魚でした。しかしこの魚を釣って感動がないというわけではありません。これとホシササノハベラが同じところで良く釣れるという話は良く聞きますが、実際に一日で両方の魚がつれるというのはなかなか経験がなかったので、嬉しい1匹となりました。
 
コメント
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