魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

古い水槽写真

2012年10月25日 19時49分26秒 | 魚介類飼育(海水)
 
 

昨日・今日とPCの画像整理などをしましたら古い画像がたくさん出てきました。

 
大体2006年ということで、今から6年ほど前の水槽画像です。愛媛に引っ越してきたころですね。そのときから部屋でコトブキ製の水槽セットをまわして海水魚を飼い始めました。最初のころは上部濾過槽を使っていましたが、後にテトラ製の外部フィルターが手に入りまして、その後はしばらくそれを使っていました。現在のメイン水槽は90cm水槽、上部ろ過と、外部フィルターを併用して飼育しています。
 

2006年12月に採集したロクセンスズメダイAbudefduf sexfasciatus (Lacepède)。これは前にブログで紹介したことがあったかもしれません
 
 
魚はやや少なめにしておくことがよいと理解しました。ロクセンスズメダイ2匹、オヤビッチャ、セスジボラ、ソラスズメダイ、ホンソメワケベラ、ハシナガウバウオ、ヒメゴンベが、このころの水槽メンバー。
 
 
この珍しいタツノオトシゴは、採集して数日後には行方不明になってしまいました。種類は残念ながら、結局わからなかったのです。
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オハグロベラ

2012年10月23日 22時05分00秒 | 魚紹介
 

つい昨日のこと、ブログにオハグロベラPteragogus aurigarius (Richardson,1845)の記事が1個もないことを思い出しました。オハグロベラは、日本の温帯に生息するベラ科の仲間で、とりわけ珍しいといわれる種類ではないのですけど・・・

オハグロベラは本州・四国・九州の沿岸域に広く分布するベラですが、岩礁域、とくに海藻が多い場所に生息しています。また内湾の防波堤などでも見ることができます。投げ釣り、ボート釣り、などで釣れるのですが、クロサギやダイナンギンポなどのように、「よくわからない外道の魚」というような評価をされているように思います。
 
 
背鰭の前方の棘の鰭膜が長く伸びるのが特徴的です。
 
オハグロベラはかつて九州北部で一度、四国で数度、そして今回と、何度か釣ったことはあるのですが、なぜか写真に残しておくことがあまり無く、今回は上手いとはいえないですが何とか写真に残せてよかったです。ただ私が釣ったのはみなこのような茶褐色の個体ばかりで、図鑑に載っているような、黒くて鱗が黄色っぽく縁取られるような美しい雄にはまだ出会ったことがありません。
 
オハグロベラは食用にできますが、あまり「美味しい」という評価は聞かれず、釣ってもあまり面白くないかもしれませんが、沖縄ではオハグロベラに良く似た種類がつれることがあります。これらの種類は水中写真による報告があるものの、現在も研究が続けられているということです。
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ナガニザ

2012年10月22日 20時42分15秒 | 魚紹介
ニザダイ科の魚も種類が多く、頭に角があるもの、青くて尾鰭だけが黄色いもの、尾の付け根に骨質板が多数あるもの、黄色くて口がとんがってるものなどいろいろいますが、どうしても地味な種類にはあまり触れられていません。
しかしよく見たら、綺麗なものもいて面白い魚たちです。
 
クロハギ属のナガニザAcanthurus nigrofuscus (Forsskål, 1775) も地味な茶褐色ながら良く見たら面白いニザダイのひとつです。

このナガニザは、お友達の方が鹿児島奄美大島で釣った個体をいただいたものです。この魚がつれたポイントは、地続きの防波堤ですが、水深があり面白い魚がいろいろ釣れるそうです。

 
 
本種の体色は一見、一様に暗色なのですが、頭部には橙色の小さな斑点があります。また、背鰭・臀鰭の付け根後方に小黒色斑が各一つあるのが特徴です。
 
 
以前ご紹介しましたサザナミハギ属の魚にも似ていますが、歯の様子をみれば簡単にわかります。クロハギ属の魚の歯は幅が広くて両側が鋸歯状となり、口内側に倒すことができません。サザナミハギ属の魚は幅が狭く口内側に倒すことができます。
 
幼魚は夏から秋に本州中部太平洋岸の磯、ごく浅い場所で見ることができます。四国沿岸や九州の日向灘などでは大きな個体も見ることができますが、本来は熱帯性の魚で、南アフリカからハワイ、ラパまでのインド・太平洋域や紅海(タイプ産地はジッダとされる)に生息します。
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フィリピン魚82.ロクセンヤッコ

2012年10月20日 22時22分41秒 | 魚紹介
今回のフィリピン魚は、キンチャクダイ科のロクセンヤッコPomacanthus sexstriatus (Cuvier)です。以前紹介しましたアデヤッコと同じく、サザナミヤッコ属の魚です。

ロクセンヤッコは和名も、英名も、学名も、体側にある5本の黒色横帯と、頭部にある1本の淡色横帯からきていると思われます。幼魚は他の同属魚類と同じで、青い地色に白色線が入ります。幼魚の同定はむずかしいのですが成魚はその色彩から容易に同定できます。

 
標本写真ではなかなか目立ちませんが、その黒色帯の上に小さい青色斑がのっかかります。このほか、尾鰭や背鰭、臀鰭の軟条部にも青白い斑点があります。水中写真、もしくは生時の写真ではこの斑点が目立ち、体色も緑色でとても美しいです。
 
日本に生息するサザナミヤッコ属のうち、本種はアデヤッコとよく似ています。アデヤッコは日本では八重山などで少し見られるくらいの稀な種類ですが、本種は奄美大島や沖縄ではそれほど珍しくはない種類のようで、つりによって採集された個体の画像などもあります。海外では西部太平洋とオーストラリア、マレーシア、インドネシアに少し分布していて、サザナミヤッコやタテジマキンチャクダイなどよりは分布が狭いといえます。
 
本種はこの属では大型になり、全長で45cmを超えます。幼魚は観賞魚としてアクアリウム・トレードにのります。成魚は沖縄や東南アジアでは食用となっています。
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ウスコモン日記 2012年10月19日

2012年10月19日 21時15分46秒 | ウスコモン日記

ウスコモンサンゴの日記も9回目、まだ9回目なのに今日はもう10月も半ば・・・早すぎる・・・。

 
一番右のエッジがわずかに成長してきているように見えます。その上のほうが白くなっているのは、ヤドカリにかじられたようです。ただ、前に書いたほど成長は早くはなく、最近は成長のスピードがゆっくりになってきた感じです。
 
 
最近一番元気なのがこの海藻。イワヅタの仲間、おそらくスズカケヅタでしょうか。こういう海藻は水槽に緑を与えてくれて嬉しいのですが、海藻がとても元気に繁茂するということは、おそらく栄養塩の濃度が高いのか、燐酸の濃度が高いのか。光はLEDで、ウスコモンサンゴも育ってきているということはそれなりに強いということですが・・・
 
 
サボテングサもよく茂っています。その横にちらり見えるのは水流ポンプ。中古のポンプで1000円で売ってもらいました。ハイドール製ですが、なんていう種類かは忘れてしまいました。これで、メインポンプからでる水流を拡散します。
 
ああ、巨人がピンチ・・・ということで今日はこの辺で失礼します。
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