魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

ベニハゼたち

2012年04月02日 20時07分38秒 | 魚介類飼育(海水)

久しぶりに海水魚飼育の記事です。本水槽ではハタタテハゼを失った→新たに3匹入れた以外にはあまり変化がない水槽のメンバーではありますが、小型水槽にはいくつか新しいメンバーが入ってきました。私はハゼの仲間が好きで、このベニハゼの仲間も大好きなグループ。ブログ「A Little sea」の「にこ」さんとこの間横浜のお店で購入した個体です。

これはキャンディケインピグミーゴビーTrimma cana Winterbottomです。透明な地色に赤い横帯が美しい小型種です。死サンゴ、あるいはライブロックの上よりも砂地の方が好みのようです。

こちらはメガネベニハゼTrimma benjamini Winterbottom。英名はリングアイドゴビーといいます。眼の周りに白色の模様が入っているのが特徴です。活発な種で、死サンゴやライブロックなどについています。「日本のハゼ」の「ベニハゼ属の1種‐8」は本種だそうです。

これはやや大型のベニハゼ、種類はわかりませんが、ホテイベニハゼによく似た(この仲間では)大きくなるもので、ホシクズベニハゼのような、眼の周りの赤と紫の模様があり、眼のしたから後ろに伸びる赤線も特徴といえます。非常に活発で、餌を与えると水面付近にまで上がってきます。

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フィリピン魚31.セグロチョウチョウウオ

2012年04月02日 15時04分48秒 | 魚紹介

今日のフィリピン魚はチョウチョウウオ科のセグロチョウチョウウオChaetodon ephippium Cuvierです。

チョウチョウウオ属の魚はフィリピンにも36種ほどが分布しています。本種は灰色っぽい体色で、体側に網目状の模様がなく、体側の後方背部に大きな暗色域があるのが特徴です。成魚になると、背鰭の後ろ端がやや伸びますが、体色により、この伸長の特徴を持つトゲチョウチョウウオ、レモンチョウチョウウオと区別できます。

セグロチョウチョウウオは我が国でもごく普通にみられる魚です。千葉県以南の防波堤などで夏から秋に採集することができます。他のチョウチョウウオ属魚類と比較して内湾に多いためか、あまり磯で出会う機会が多いとは言えず、むしろ小さな漁港などで遭遇することが多いです。私は、底が泥の濁った湾内で数度出会えました。一度は高知、もう一度は奄美で、奄美の個体はやや大きく、成魚と同じような色彩の個体でした。

チョウチョウウオ科魚類は、フィリピンでは食用とされています。チョウチョウウオなど一部の種は日本でも食用とされていますが、あまり市場に出回らないのに対し、フィリピンでは市場でも売られています。また、フィリピンをはじめ、東南アジアの国々ではチョウチョウウオの仲間は観賞魚として漁獲され、日本や欧米などに輸出されています。

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