魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中で見苦しいところもありますが、ご容赦願います。

ニチリンダテハゼ

2010年09月14日 22時46分05秒 | 魚紹介

近くの観賞魚店で、お亡くなりになっていたものを100円で購入した魚です。

ハゼ科ダテハゼ属のニチリンダテハゼAmblyeleotris randalli Hoese and Steeneです。

 

ニチリンダテハゼを含むダテハゼ属は日本からは13種が知られています。「日本のハゼ」においては当時知られていた12種のほか、未記録種が4種含まれています(2007年にそのうちのダテハゼ属の1種-1について新種記載され、モリシタダテハゼの和名がつきました)。

このニチリンダテハゼは他のダテハゼに比べて第1背鰭が大きく、背鰭に1暗色斑があるのが特徴です。奄美大島以南に分布するのですが個体数が少なく、生息水深が深かったため縁遠い種でしたが今回観賞魚店で発見し即購入、となりました。

死魚を購入したものですが、尾鰭が痛んでいた以外は大きな損傷もなく、特徴の第1背鰭もしっかりと開いた状態で撮影できました。

この個体はその後耳石を採取。新しく購入した拡大鏡も使用して、耳石を採集することに成功。

ということで、名古屋に来てからも耳石の研究は続きますので、サンプルのほうご提供よろしくお願いします(送られる前に 一度、メールをください)。

コメント (4)
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