先月終わりに高知に出かけたのですが、その時に大敷網の水揚げを見学する機会がありました。
この時はカマスサワラ数本のほか、ハガツオ、マルソウダ、ヒラソウダなどサバ科の魚をはじめツマリトビウオ、アヤトビウオなどトビウオ科などがあがっていました。
その中に2種のウツボがいました。そのうち1匹は黄色い地色に黒い縞模様があるウツボGymnothorax kidako (Temminck and Schlegel)で、これは漁師さんが持ち帰るものです。しかし、もう1種のウツボは捨てられてしまっていました。
それがこのアミメウツボGymnothorax pseudothyrsoideus (Bleeker)です。
アミメウツボは漁師さんいわく「ウツボではない」といい、捨てられる対象の種でした。この地域ではウツボを食用にする習慣があり、ウツボは普通に売られていますが、売られているのは黄色に黒い縞模様のあるウツボばかりで、そのほかの種は見られませんでした。
はたしてこの種は食えないのか。そのような疑問を解決するために、持って帰って食べることにしました。
まず頭を落とし、内臓をだします(これが大事。ウツボは肉食性で、胃内容物が腐るおそれがあるため)
これをぶつ切りにして、チャック付き袋の中に入れて冷凍します。