Model 107

1985年の107
じっくり時間をかけてお気に入りの一台に仕上げます。

上音威子府駅跡 天北線 9月1日 2016年

2017-04-21 | Weblog
今回の天北線観賞でとても楽しみにしていたのが、この「上音威子府駅跡」です。

昨年は、「ど~せ何も残っていないだろう…」くらいの感覚でスルーしてしまいました。

初心者ははっきり目に見える遺構がないと興味が湧かないものです。

Expert・上級者のレールファンの方々は既に書籍やネットに掲載された物件ではなく、まだ誰にも発見されていない「未発表物件」にロマンを感じるようですね。

私がそのような境地に至ることはあるのでしょうか?

ネット上に、上音威子府駅のホームを復活させた…という記事を見つけました。

「これはぜひ見てこなければ…」と張り切って訪れました。

音威子府駅からGPSの座標を頼りに国道275号線を走ります。

座標が示す位置に細い道があります。

普段は訳の分からない側道には滅多に入り込まないのですが、この時は変な自信というか確信みたいなものに突き動かされました。



道路の突き当りは駅前広場のようなスペースとなっています。

オデ君が転回するのにも充分のスペースです。

国道にバックで出なければならないような心配はありません。

スペースの右側にホームと電柱があります。

その電柱には電力線が張られています。

照明装置か何かあるのでしょうか?



スペースから振り返って国道を見ます。

国道まで、2~30mほどの距離でしょうか…走るクルマの姿がはっきりと見える距離です。



早速、ホームを観賞します。



路盤はバラストが敷かれているような雰囲気ですが…いくら何でもバラストというにはデカ過ぎますよね。



ホーム上に設置された駅名標。

“再生品”だと思うのですが、ホームに駅名標があるのと無いのとでは、臨場感が全く違います。



鉄道倶楽部の方々が再生しているのでしょうから、当時の雰囲気を精密に復刻したものだと思います。

駅名標の向こうに見えるのが国道です。



ホーム上から稚内方面を見ます。

オデ君も見えています。



ホームから路盤に下ります。

「藪嫌い」なオジサンはあまり深入りしたくありません。



ホームの縁石にこんなものを発見!

動物の“糞”のようです。

良く見ると…昆虫がぎっしりと凝縮されているように見えます。

こんなの食べている動物ってなんだろう。

クマじゃないでしょうね。

急に心細くなってきたビビリーなオジサンです。



廃線跡を訪ねていると、解体されたり自然に溶け込んで消滅してゆく物件があれば、こうして愛好会有志の方々が消えかかっていたものを蘇らせる物件もあります。

毎年、同じルートを飽きずに…と思われるかも知れませんが、変化があっても無くても、それなりの感動があって楽しいものです。

上音威子府駅跡は「どうせ何も無いし…」と思い込んでいただけに、嬉しい誤算と出会いでありました。

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