2015/10/1放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「二倍のものを受ける」です。それではイザヤ書の40章の1節、2節から読んでみましょう。
「慰めよ。慰めよ。わたしの民を。」とあなたがたの神は仰せられる。
「エルサレムに優しく語りかけよ。これに呼びかけよ。その労苦は終わり、その咎は償われた。そのすべての罪に引き替え、二倍のものを主の手から受けたと。」
これまで旧約聖書のイザヤ書を続けて読んできました。1章から39章までがイザヤ書の前半です。その内36章から39章は、それまで詩の形で書かれてきた預言の歴史的な背景を描いたものでした。イザヤはエルサレムで活躍し、アッシリアの脅威にさらされたイスラエルに神の守りのことばを伝えました。
40章からはヘブル語で読むと詩の形になっていて、最後の章まで預言が語られています。けれどもその内容はイザヤが生きた時代より遥かに未来のことです。アッシリアを滅ぼしたバビロンという国の滅亡について語っているのです。そこでこの後半は実際には著者が違うのではないか、と説明する学者もいます。ま、しかし預言は神の託されたことばで未来についても語っているものである、という性質を踏まえて、私は同じイザヤが書いたと考えています。
ともあれイザヤは、イスラエルに対するさばきの終わりを告げます。バビロンに捕虜として連れ去られた者たちの回復と新しい出発を語っていますが、同時に私たちにも関わる未来的な終末的な真の回復を呼びかけています。つまり、主にあって苦しみが終わり、私たちの罪が赦され、最後に「すべての罪に引き替え、二倍のものを主の手から受け」る、という回復が語られているのです。
神は私たちの罪を赦されるだけではなく、祝福されます。いつまでも人は罪の結果を引きずるのではなく、神の祝福を受けるようになる、と言うのです。当時の捕囚の民はそこに神の希望を見出したであろうと思いますが、実はその希望の約束は私たちにも語られているのです。
もしあなたが今、自分の人生の回復を求めながら過去を引きずっているように思うことがあるなら、ぜひ神の約束のことばに耳を傾けていただきたいと思います。そして神のことばの真実さを味わっていただきたいと思います。
(PBA制作「世の光」2015.10.1放送でのお話より )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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このサイトは URL名として
http://yonohikari.biblica.info
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「二倍のものを受ける」です。それではイザヤ書の40章の1節、2節から読んでみましょう。
「慰めよ。慰めよ。わたしの民を。」とあなたがたの神は仰せられる。
「エルサレムに優しく語りかけよ。これに呼びかけよ。その労苦は終わり、その咎は償われた。そのすべての罪に引き替え、二倍のものを主の手から受けたと。」
これまで旧約聖書のイザヤ書を続けて読んできました。1章から39章までがイザヤ書の前半です。その内36章から39章は、それまで詩の形で書かれてきた預言の歴史的な背景を描いたものでした。イザヤはエルサレムで活躍し、アッシリアの脅威にさらされたイスラエルに神の守りのことばを伝えました。
40章からはヘブル語で読むと詩の形になっていて、最後の章まで預言が語られています。けれどもその内容はイザヤが生きた時代より遥かに未来のことです。アッシリアを滅ぼしたバビロンという国の滅亡について語っているのです。そこでこの後半は実際には著者が違うのではないか、と説明する学者もいます。ま、しかし預言は神の託されたことばで未来についても語っているものである、という性質を踏まえて、私は同じイザヤが書いたと考えています。
ともあれイザヤは、イスラエルに対するさばきの終わりを告げます。バビロンに捕虜として連れ去られた者たちの回復と新しい出発を語っていますが、同時に私たちにも関わる未来的な終末的な真の回復を呼びかけています。つまり、主にあって苦しみが終わり、私たちの罪が赦され、最後に「すべての罪に引き替え、二倍のものを主の手から受け」る、という回復が語られているのです。
神は私たちの罪を赦されるだけではなく、祝福されます。いつまでも人は罪の結果を引きずるのではなく、神の祝福を受けるようになる、と言うのです。当時の捕囚の民はそこに神の希望を見出したであろうと思いますが、実はその希望の約束は私たちにも語られているのです。
もしあなたが今、自分の人生の回復を求めながら過去を引きずっているように思うことがあるなら、ぜひ神の約束のことばに耳を傾けていただきたいと思います。そして神のことばの真実さを味わっていただきたいと思います。
(PBA制作「世の光」2015.10.1放送でのお話より )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。