世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興(せきね・ひろおき)です。今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。
今日も最初に聖書のことばを紹介しましょう。
新約聖書ヤコブの手紙3章14節
「もしあなたがたの心の中に、苦いねたみと敵対心があるならば、誇ってはいけません。真理に逆らって偽ることになります。」
妬(ねた)み、敵対心。まあ何と私たちの心にすぐに入りこんでくるものでしょう。私たちはときどき他の人の成功を喜べないことがありますよね。どうしてあの人があんないい事が起こるの? 私より劣っているのに! とかですねえ。だんだんエスカレートしてくると、相手の失敗さえも願うようになり、ひどい目に遭えばいいとさえも思ってしまう、そんないやらしい心を持ってしまうことがあります。
しばらく前ですけれども、放火事件の報道がありました。犯人は隣の家の人だったんです。理由はこうでした。「いつも隣の家が幸せそうだったので火を着けました。」 まあ、幸せそうなら、そりゃ良かったですね、と思えばいいではありませんか。でもいつの間にか他の人を喜べない妬みや敵対心が心の隙間に入ってしまうんですねえ。
ちょうど果物が実りを迎えようとする時、その実に外虫がついて枯らしてしまうことが良くあります。気がつくとびっしりと小さな外虫がこびりついているんです。私たちの心も、もし妬みや敵対心が覆っているとするなら、それはあなたの成長をただ妨げていくだけです。そして時には、あなたの人生さえも台無しにしてしまうんです。
それでは聖書は何と言っているでしょう。
ピリピ人への手紙2章3節には、
「何事でも自己中心や虚栄からすることなく、へりくだって、互いに人を自分よりもすぐれた者と思いなさい。自分のことだけではなく、他の人のことも顧みなさい。あなたがたの間では、そのような心構えでいなさい。それはキリスト・イエスのうちにも見られるものです。」(ピリピ2章3-5節) こう記しています。
「互いに人を自分よりもすぐれた者と思え。」って言うんですねえ。互いの存在が大切であることを認め合うことから始めようと言うんです。
みな一人一人は違います。でも、それぞれが大切な体の一部のような存在とされているんです。そんなふうに互いを見ていくことは、イエス・キリストがあなたを大切な存在として見ていてくださるからなんですよ、と聖書は教えています。
イエス・キリストはあなたを御覧になった時、大切なかけがいのない存在としていつも見ていてくださるんですよ。
(PBA制作「世の光」2008.4.29放送でのお話しより)
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