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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■陶器師なる神の御手 / 岩井基雄   

2022年02月21日 | Weblog

2021/8/16放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。「暗き世の光」から始まり(※2021年で)70周年を迎える「世の光」ですが、この番組を始められた羽鳥明先生が好きだった焼き物に、石川県能登の珠洲焼というのがあります。

 「幻の古陶」と呼ばれる珠洲焼は十二世紀後半から十五世紀末にかけて能登の珠洲市周辺で作られた中世を代表する焼き物です。十四世紀には日本列島の四分の一に広がるほど隆盛を極めましたが、戦国時代に忽然と姿を消したのだそうです。しかしわずかに残された断片からその素朴で力強い美しさが人々を魅了し、約四百年の時を経て再び発祥の地、能登によみがえりました。よみがえった珠洲焼が放つ深い黒の輝きや、手仕事ならではの温かみが人々の心を捉え、珠洲焼に情熱を注ぐ陶工たちが新たに誕生しているそうです。ロマンがありますねえ。一度は失われた輝きがまた本来の輝きを取り戻すというこの珠洲焼は、キリストにある新しい人生、新しいいのちを表しているかのようです。

 聖書の中に、神様が陶器師で私たちはその手によって創造された陶器、という表現が幾度か出てきます。

 「しかし、今、主よ、あなたは私たちの父です。私たちは粘土で、あなたは私たちの陶器師です。私たちはみな、あなたの御手のわざです。」
        旧約聖書 イザヤ書64章8節

 私たちは神様によって造られたすばらしい作品、神の御手のわざなのだと聖書は語っています。

 そして真の陶器師である神様は私たちを内側から造り変え、本来の輝きをよみがえらせてくださることができるのです。そのためにも私たちが本来のあり方から離れてしまっていることを自覚し、神のもとに、真の父であり造り主である神様のもとに戻り、神様の御手に私たちの人生を委ねることが必要です。

 昨日は終戦記念の日でしたが戦争の悲しみや痛みは今なおこの世界に残っています。しかし、だからこそ私たちは真の平和を願い、まず私たちの内側に真の平和そして平安が与えられるようにと願います。真の平和を私たちも求めていきたいと思います。
 
   (PBA制作「世の光」 2021.8.16放送でのお話より ) 


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東海福音放送協力会へのお問い合せは、 
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ 

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