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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■自分のために / 福井 誠

2014年03月06日 | Weblog
2014/3/6放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。

 今日のバイブル・メッセージは「自分のために」です。それでは第二サムエル18章18節から読んでみましょう。

 アブシャロムは存命中、王の谷に自分のために一本の柱を立てていた。「私の名を覚えてくれる息子が私にはいないから。」と考えていたからである。彼はその柱に自分の名をつけていた。それは、アブシャロムの記念碑と呼ばれた。

 ダビデの息子アブシャロムは生前自分のために記念碑を立てていました。それは、「私の名を覚えてくれる息子が私にはいないから」と言います。アブシャロムには息子が三人、娘が一人いましたから、ここで「息子が私にはいないから」というのはおそらく息子を幼くして亡くしたことを意味しているのでしょう。そこで彼は自分がこの地上に来た証しを残すために一本の柱を立てました。自分が認められ、世の人々にいつまでも覚えていて欲しいということなのでしょう。

 さてそのアブシャロム、クーデターに失敗しダビデ王の追ってから逃れようとしているときに、不幸にも長い髪の毛が木に引っかかって宙吊りになっている所を発見されました。ダビデの将軍ヨアブがそれを知って駆けつけ、身動きできずにぶら下がっていたアブシャロムの心臓を一突きしてしまいます。ヨアブはこれ以上甘やかされた不憫な息子を生かしておいてもイスラエルのためにはならないと考えたのでしょう。手加減を加えるようにという王の命令を無視して殺してしまいました。

 こうして将来を嘱望されたアブシャロムの人生は幕を閉じていきます。人々はアブシャロムを取り降ろし、森の中の深い穴に投げ込み、そのうえに非常に大きな石くれの山を積み上げたと言います。

 彼の記念碑は確かにサムエル記の著者に覚えられていました。しかし覚えられていたその人生は決して名誉なものではありませんでした。

 私たちは自分のために自分が覚えられるようにと願いますが、大切なのはどんな人生が覚えられるかです。不名誉な人生ではなく、高潔な人生、目に見えない、神に推奨されるような人生を生きる。これこそ私たちが残すべきものですね。人の心に記念となるような生き方をして行きたいものです。

(PBA制作「世の光」2014.3.6放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

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