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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■静かにして信頼すれば、力を得る / 福井 誠

2020年07月29日 | Weblog

2020/6/3放送
 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。継続は力なり、聖書を一日一日と読み進むなら不思議にも自然に養われるものがありますね。今日も聖書を開いて参りましょう。今日はイザヤ章30章15節から「静かにして信頼すれば、力を得る」と題してメッセージをお伝えいたします。
 
 「立ち返って落ち着いていれば、あなたがたは救われ、
  静かにして信頼すれば、あなたがたは力を得る。

 当時イスラエル王国は、迫り来る北側の大国アッシリアの脅威に対して自分たちの国を守るために、南側の強国エジプトを頼りにしていました。彼らは助けを求めてエジプトへ出かけます。しかしその旅は簡単なものではありませんでした。今日のように飛行機や車のある時代ではないのです。沢山の宝物をロバやラクダの背に積んで、ライオンやマムシが現れるような危険な荒野の道を進むのです。疲れたらちょっと寄っていくカフェも、一汗流すシャワー付のホテルもない時代です。しかも当時のエジプトの都は、ナイル川の上流、奥地にありました。何日もさんざん苦労してたどり着き、エジプトの国王から同盟を取付けますが、エジプトはそれほどイスラエルに誠実ではありませんでした。

 そのようなイスラエルに、イザヤはあらかじめ裏切られる結果になると警告を発し、無駄な努力をしないようにと語りかけます。そして人に頼って恥やそしりを受けるよりも目に見えない神に頼るように、と伝えるのです。

立ち返って落ち着いていれば、あなたがたは救われ、
  静かにして信頼すれば、あなたがたは力を得る。
 と。

 人は目先の脅威に、どうしても具体的な何かに頼らざるを得ない気になるものでしょう。目に見えない神をあてにするのは難しいものです。しかしどうでしょうか。人の約束程あてにならないのも事実です。どんなに貢いでも、苦労をかけても、当時のイスラエルのように簡単に裏切られた経験のある人はいることでしょう。頼るべきはこの天地万物を支配し人に誠実に関わられる神です。イザヤが言うように、どのような時も神にこそ静かに信頼し頼る者でありたいものです。 

 では良き一週を祈ります

 (PBA制作「世の光」2020.6.3放送でのお話より )

 ****** 

  さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。 
  
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