世の光の時間です。お元気ですか? 安海靖郎(あつみ・やすお)です。
明日、もうクリスマス・イブです。クリスマスの起源について聖書に詳しく書いてあります。新約聖書のルカによる福音書の第2章には、いつ、どこで、どのようにキリストは生まれたのか、そして最初にクリスマスを祝った人はどんな人たちだったかということが書かれています。
今から約二千年前、ユダヤ、今のイスラエルですね、そこのベツレヘムという町の家畜小屋で(イエス・キリストは)生まれたのでした。それは人口調査で帰郷した人たちで町中がごった返し、ヨセフとマリヤは宿に部屋を取れなかったからです。ま、このことを聞いて駆けつけたのは、野原で羊の夜番をしていた羊飼いの人たちでした。夜中に輝く光が射して、神の御使いの声を聞いたのでした。それはこんな声だったと書かれています。
「きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」(ルカの福音書2章11、12節)
彼らは恐れたって書いてあります。でもこのニュースを聞いて駆けつけました。その通りでした。家畜小屋の中でこの嬰児(みどりご)を見つけ、神をあがめ、賛美しました。
何か不思議な気がします。普通の人、人に雇われて羊の番をして働いていた人たち。こんな人たちが最初にキリストの誕生を、その知らせを聞いて駆けつけ、それを祝ったというのです。
でも今でも同じような原則、(同じような)ことではないかなと思うんです。普通の仕事の中に励んでいる。孤独を感じたり、疲れたり、何となく不安を、寂しさを感じたりする。ま夜中に夜勤をしたり、受験勉強に追われている。そんな中に2000年前ならず今も、今あなたがたのために救い主がお生まれになりました、私たちの孤独からの無意味さからの罪からの救い主、永遠のいのちを与える救い主がお生まれになった(ということです)。
明日の晩あるいは日曜日、教会ではこのキリストの誕生を祝う礼拝が行われています。ぜひあなたも参加してこのクリスマスに生まれたキリストの誕生を心から喜び祝ってみてください。
(PBA制作「世の光」2005.12.23放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。近くの教会もPBAで紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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