♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■あなたは神を待て / 福井 誠

2019年11月20日 | Weblog

世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。

 継続は力なり。聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われていくものがあるものですね。今日も聖書を開いてまいりましょう。ヨブ記35章14節から「あなたは神を待て」と題してメッセージをお伝えいたします。

  「神を見られない」とあなたが言うときには、なおさらだ。
    しかし訴えは神の前にある。あなたは神を待て。


 先週は、神の預かり知らぬところで何かが起こることはないので、人間の思考的限界を越えた神の御心を信頼しつつ、府に落ちない思いをも神にぶつけて神と語り続けることの大切さを語りました。聖書を読み解く時というのは神が私たちと友として交わることを望んでおられる奇跡の時だからですね。

 けれども現実問題として聖書を通じて神様と語り合っても、心が晴れるような思いになって欲しいということはあるものでしょう。いじましくも、神が最善を尽くしていることについて何かしるしが欲しい、と思うことがあったりするものです。

 そこでエリフという人物がここで語りかけていることに注目してみましょう。
 「人々は、激しい抑圧のために泣き叫び、偉大な者の腕のために、助けを叫び求める。」(ヨブ記35章9節 )
  人は祈ってもそれはただ泣き叫び、叫び求めるだけのこと。つまりそれはただ声を上げるだけのことで、神を神として認め至高者の前に静かに耳を傾けるものではない、と。

 確かに、追い詰められて、もはや理性も働かず、愚かさをさらけ出してしまうような切羽詰った状況にあっては、ただただ自分の思いをぶつけることが精一杯で、耳を開くということができなかったりするものですね。しかし神はどんな小さな叫びも聞き漏らすようなお方ではないことは確かです。神は遥(はる)か高きにおられる偉大なお方であっても、十字架のイエスをお遣わしになって、私たちの罪の赦しのためにその深い愛を明らかにしてくださったお方ですね。

 エリフは言います。「訴えは神の前にある。あなたは神を待て。」 これが全てなのです。わたしははあなたの友であるとも、父であるとも語ってくださる神を信頼して、神の時を待ち続けることですね。忍耐を失わず、主の誠実さを信じたいものです。

 では良き一週を祈ります。

 (PBA制作「世の光」2019.10.9放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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