中浦和“ふうるふうる”のたらです。
(↑これをクリックするとホームページに行きます)
11月某日、中浦和の那須家さんでお酒を2合ばっかり飲んだあと、「今日こういうのが入ったんだけど」といわれたお酒を頼んでみたら、驚愕!
うまいよ、うまいんだよ。
あー、最初に飲みたかった、あー残念。私がもってた新政(あらまさ)酒造のお酒のイメージが変わっちゃったよ。
翌日、どーしてもどーしても口が新鮮なうちに味を確認したくなってまたNさんへ。
連日で恥ずかしいなあと思いながらも口は「昨日のお酒をぜひ! 瓶も見せてほしいの」とやかましくわめいていた。
で、新政酒造(秋田県秋田市)の純米吟醸「究(きわむ)・ザ・ブルー」であることを確認。
やっぱりうまいんだよーん! 好き! このみ! ぜひこの先もつきあってほしいわァ!
翌日、なぜかそわそわする。
原因を究明すると、“昨日のあのお酒が飲みたいの”なのである。
また那須家さんへと思ったけど、三連チャンしちゃうと“やっぱりあの人……ねーェ”と評価が確定されちゃいそうで恥ずかしかったン。
“もうとっくに”とは思うけどさ、そこはそれ、たしなみっつうもんで。←うーん、なんのたしなみだ。
などとぐるぐる自分に突っ込みつつ、“しみじーみ飲みたい、思う存分えへえへにやにやしながら飲みたい”気持ちがどうにもおさまらず、森田商店さんへ。うひひ、Nさんの仕入れ先は森田商店さんだってわかってるもん。那須家さんのご主人も、森田商店さんから私のことを聞いているし、いいよね。
「新政(あらまさ)の究(きわむ)だけどまだありますか!」と口走りながら突入。森田のお父さんがにこっと笑って。「まだあるよ。埼玉県ではうちしか扱ってないのに、よくわかったね」と応えてくださった。売り切れてなくてうれしい!
森田のお父さんとお酒やNさんのお話なんぞしてから素早くウキウキと帰宅。
もう、つまみをつくるのもどかしいので、生ハムの切り落としとブロッコリー、ししゃも、塩で簡単にととのえて、うふっ。
「うまいなあ、いいおさけだなあ、うれしいなあ、しあわせだなあ、ありがとうだなあ」という言葉がまるで呪文のように繰り返し繰り返し口から出てくるったらありゃしない。はたから見てりゃあさぞ不気味であろう。ああ一人飲みでよかったわあ。
はい、朝です。「究」の4合瓶がちょいと乱れた机にすっきりカランと立ってる。半分飲んでしまっていた「宗玄 純米蔵出し生原酒」(宗玄酒造 石川県珠洲市)4合瓶もカラ、「まんさくの花 特別純米酒」(日の丸醸造 秋田県横手市)の栓も開いてる。
推測するに、「いいお酒があるんだから、飲み比べをしなくては申しわけない。さ、いざいざ」だったんだろうなあきっと。
いいお酒はたくさん飲んでも悪酔いしないし“ひどい二日酔い”にもならないのを身をもって証明したのであった。すばらしい人体実験である。ただし、途中から記憶がなくなる。しかしからだには悪影響はほとんどないのだ。あとは知らん。
わーはははわーはは……ちょっと脳みそが少なくなったような気がする。
新政酒造(秋田県秋田市)の純米吟醸「究(きわむ)・ザ・ブルー」について、次のような説明があったよ。
・秋田県立大学創立10年間の研究成果から開発した独自の選抜技術により選んだ県立大学生まれの麹菌および酵母と、秋田酒こまちを用いて新政酒造との協同研究で醸造した。若手杜氏と蔵人、学生が協力して仕込んだ記念無濾過純米吟醸。
なお、ラベルの名称は学内公募したところ158点の応募から選考委員より究(きわむ)と決定。
・原料米は秋田県立大学フィールドセンターにて、秋田県立大学生がみずから栽培を行った『酒こまち』を使用。
書いてたらまた飲みたくなった。仕入れに行こうかしら。ちょっと思案中ザマス。
と書いて30分後には森田商店さんにいた。