ふうるふうる・たらのあんなことこんなこと

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ピンハネなんて生ぬるい言い方だ

2013-01-13 15:16:16 | 原発

中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 東京新聞2013年1月12日1面「筆洗」の全文を紹介します。(適宜改行してあります)

 サイコロの1の目をピンと呼ぶのは、点を意味するポルトガル語のPintaが由来である。そこから転じて、取り分の一割、さらに上前をはねること自体をピンハネと呼ぶようになったらしい。
 本当の必要経費を差し引くことまでピンハネと決め付けたら真面目な業者に失礼だが、福島の除染現場で起きていることは、まぎれもないピンハネだろう。
 税金から支出される一日一万円の危険手当を除染作業員に直接渡さずに賃金に合算。宿泊代や食事代を半ば強制的に天引きすることで、ゼネコンの下請け業者は実質的に作業員に日給千円程度しか支払っていなかったことが、本紙の取材で明らかになった。
 作業員が泊まるのは、下請け業者が国から無料か安く借りた施設だ。床の抜けた家に押し込められた男性は「人として扱われていない」と憤った。劣悪な環境で働く人たちと対照的なのが、敦賀原発などを所有する日本原子力発電だ。
 震災以降、原発は稼働していないのに、本年度上半期の純利益は過去最高の約二百九億円。東京電力など電力五社の電力購入の契約が続き、基本料計七百六十億円が入ったからだ。
 稼働していないから燃料費などの経費はかからない。利益だけが拡大するからくりだ。発電していない企業をぼろもうけさせる裏で、電力各社は料金値上げに踏み切ろうとしている。壮大なピンハネである。

 

 これってさ、ピンハネじゃなくて詐欺だよ。詐欺というより強盗か。