ふうるふうる・たらのあんなことこんなこと

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なぜ食べなきゃいけないの? その4

2012-01-27 08:58:55 | 本や言葉の紹介

中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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『辰巳芳子 食の位置づけ ~そのはじまり~』
 では、辰巳さんの言葉を抜粋してご紹介します。

●生命が受け入れがたいもの
 「本来的な生命の仕組み」を理解すると、BSEはもちろん、放射能も遺伝子組み換え食品も環境ホルモンも、すべて「生命が受け入れがたいもの」になります。これらはすべて、本来の自然の仕組みに入っていないもの。そういったものが、生命の仕組みの網の目をすり抜けて、人間の命を脅かす。
 放射能の問題でいえば、青森県六ヶ所村の使用済み核燃料再処理工場は、原子力発電所が一年で出す放射能をわずか一日で海と空に排出するそうです。自然界にはない大量の放射能で海や大地を汚染する。政府や企業は自然界の放射能に比べたら少ない量だし、希釈拡散されるから人体の許容範囲である、という。でも、希釈されても食物連鎖の仕組みでまた何千倍にも濃縮されて還ってくるんですね。食べものから摂り込まれた放射能は半永久的に残って、細胞、遺伝子を傷つける。その人自身の身体だけでなく、子孫の身体までむしばむのです。
●風土に即して食べる
 「何を、どう食べるか」と聞かれたとき、私はまず「風土に即して食べなさい」と答えます。日本の食文化は、この蒸し暑い日本の風土の中で生きていきやすいようにととのえられたものです。それは、旬の食材を食べるということに限りません。