花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

映画「続 ミリオンダラー・ベイビー」

2005年06月05日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
 映画「ミリオンダラー・ベイビー」のプロローグは一昨日書いた。映画に興味のない方も読んでみて欲しい。何とか街づくりにこじつけようと思っています。
 DVDと違い、シネマズ109で見る映画は、ドルビーサウンドとか言ってすごい音響である。予告編ですっかりくたびれてしまった。そして心地よい熟睡。
 ふと目を覚ました。ロスアンゼルスで小さなジムを経営するフランキー(クリント・イーストウッド)のところへ、マギー(ヒラリー・スワンク)と名乗る30歳代の女性がボクシングを教えて欲しいと頼みに来る。女性のコーチは嫌だと断るフランキーだが、ジムのスクラップ(モーガン・フリーマン)の勧めもあり、練習をみることになる。
 ハングリー精神旺盛なマギーの上達ぶりは目覚しかった。1ラウンド、ノックアウトの試合を次々にこなして行く。このシーンは迫力がある。ボクシングの頂点を目指して突き進んでいく二人なのだが・・・。
 これは、ボクシングの映画であるが、訴えかけるテーマはもっと重い。人の生き様みたいなものを問いかけてくる。己の人生に、剥がれるほどの力で爪あとを残していくマギー。
 フランキーとスクラップの話の掛け合いも面白い。机に足を投げ出して座っているスクラップの靴下を見て、フランキーは、「穴が開いているぞ。金をやるから靴下を買ってこい」「風通しがいいんだ。夜寝るときにはくよ」「だから、買ってこい」「昼はく靴下はもっと穴が開いている。金を手にしても、どうせ競馬に使っちまうんだ」。
 そして、あの日のあの事件?の後、肩を落としているフランキーに雑用係のスクラップは語る「人生なんて便所掃除をして、そして死んでいく。マギーは幸せさ」と。
 年老いたスクラップの含蓄あることば。なぜスクラップと呼ばれているのか。そしてマギーの人生。
最後に「モ・クシュラ」の意味をフランキーから聞かされた時、泣けてしまった。武兵衛は泣き虫なのです。
 人は人生に先が見えてくると、何か足跡を残したいと考えるものではないだろうか。衰退しつつある街に、小さな旗の一本でも立てようと思う。ささやかな引っかき傷を、この四日市の商店街に残して行きたい、と、お断りしておきますが、武兵衛は思っただけです。
 いかがですか?「ミリオンダラー・ベイビー」観る気になりましたか?DVDのレンタルを待たずに、是非、映画館でゆっくりと、お金を払って、観てくらはい。1,000円で観られる日があります。
追伸
 内容を、出来るだけ伏せて書くのに苦労しました。