親しくしている後輩YY君のお父上が亡くなった。享年95歳。
だいぶ弱ってきておられたと聞いており、密かに案じていた。
昨夜は通夜。
わが家から2時間半の斎場だった。カミさんと二人で参列させてもらった。
同じ後輩のHK君との同道であった。
斎場でのYY君の話。
「11月に入ってから、だいぶ弱ってきている様子でした。しかし私が行けば酒になり、それなりに付き合ってくれていました。ベットから出なくなったのは、ほぼ1週間ほど前からです」
枯れるがごとき見事な最後であったようだ。
お顔を拝ませてもらった。表情には、生ききった末の安らかさが浮かんでいた。
読経の後、僧侶から次のような話があった。
「このお方とは50年来のお付き合いでしたが、本当ににこやかで穏やかなお人柄でした。最後のお顔にも表れており、私もあやかりたいような『大往生』だったと思います」
話を聞きながら、YY君は幾度も幾度も涙を拭いていた。父との別れに際し、言葉にできない感懐が、彼の胸に溢れたのだろう。
帰路は氷雨。風も強かった。
最後まで同道してくれたHK君に、心からお礼を言いたい。
氷雨降る時空を超へし父子ふたり 鵯 一平
合掌 ・ ・ ・
就寝は夜半過ぎ。今日は休養の日としたい。
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