新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

着ぶくれ

2008年12月14日 07時23分55秒 | 写真俳句・エッセー

 Simg_5825t
着ぶくれの愚かな影と睨めっこ

 いつもながらのボヤキです。寒さが大の苦手な私です。

 普段から活発でない脳細胞が、寒さを感じるとさらに動きが鈍くなります。思考の方向もマイナスに向かって行くのです。もちろん、そのスピードはノロノロです。

 動きが鈍ければ、大きな失敗は少ないはず。ところがそうは行きません。果敢に動くべきなのに、ノロノロ動きですから、結果は推して知るべしです。

 わずかながら、メリットもあります。マイナス思考が、良い結果をもたらすこともあるのです。

 昨年の今ごろ、マイナス思考が思わ結果もたらせてくれました。

「どうせ何をやっても、うまく行きっこない。止めておこう」

 これがマイナス思考の一般的な傾向です。

 ところが、健康に関しては逆の動きになります。

「ひょっとしたらガンかな?」 これもマイナス思考の一種です。

 そんな思考の末、精密検査にまで突っ込んで行きました。

 その結果、二つのガンが発見できたのです。運よく早期ガンで、どちらも切除できました。

 これなど、マイナス思考のお手柄です。悪いだけではない証拠です。

 あれから一年が経過しました。今のところは異常はありません。

 しかしながら、「よかった、よかった」とだけ思わないところが、マイナス思考の特徴です。

「本当かなあ、見落としているンじゃなかろうか」 そんなことを思ったりもします。

 先日は帰郷しました。父親が育った地域も訪ねました。

 野口雨情の生家も見学しました。

 旧友たちとも、何十年かぶりに再会できました。

 マイナス思考にしては上出来の行動でした。

 しかし、心の底では、「ふるさとへ廻る六部の気の弱り」を気にしている私がいるのです。

 やはり私は、マイナス思考の愚か者のようです。

    着ぶくれの愚かな影と睨めっこ   鵯 一平

 写真は、先日の帰郷の際、磯原駅前の公園で撮ったわが影です。

 七十余年かけて身につけた愚かさを、着ぶくれの下に押し隠そうとしていました。

 その上、カメラバッグを背負って歩いたのです。

 それ自体が「愚か」ですね。

 別館に、写真俳句ブログの「いのちの囁き」を開設しております。

 よろしかったら、そちらへもお出でいただけると嬉しいです。

   こちらへ → http://hiyodori2.shashin-haiku.jp/

 ランキングに参加しております。応援のクリックをお願いします。

   ↓  ↓

  にほんブログ村 シニア日記ブログへ                                          


             

             

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする